2021.06.28(2021.07.02 更新)
会報『自然保護』No.582 2021年7・8月号 特集:驚きいっぱい!夜の自然観察
読み物イベント報告自然観察指導員イベント告知
専門度:
今月の表紙
第7回フォトコンテスト優秀賞「夏の里山」
撮影・解説 綿雲まもる
暑い夏、里山を歩いていると、切り出された木材の上でルリボシカミキリが忙しく動き回っていました。私も近くの木陰に座って一休み。辺りに人影は無くセミの声がたくさん聞こえます。ふと遠い昔の夏休みのことなどが思い出され、なんだかとても懐かしい気分になりました。
★驚きいっぱい!夜の自然観察 Nature at night
日中が酷暑となるこれからの季節、楽しいのは夜の自然観察です。生きものの動きも活発で、夕涼みしながらの短時間でも十分に楽しめます。五感をフルに使って、生きものの気配をひしひしと感じながら、昼とは違う驚きいっぱいの世界を楽しみましょう!
夜の自然観察の楽しみ方
オフィス街で夜の自然観察
自然観察指導員&NACS-Jスタッフ推しの夜の観察
夜、安定した時間の役割
★話題の環境トピックス
① 生きものを苦しめてきた“光害”
② 再エネ推進による規制緩和と法改正
★今日からはじめる自然観察
■ 青く輝くウミホタルの観察
陸で光る生物にはホタルの仲間やホタルミミズ、ツキヨタケなどがいますが、海にもたくさんの発光生物がいます。ウミホタルのいる海岸では夜に遊泳中の個体が渚に打ち上げられ、青い光の粒や筋が見えることがあります。今回はウミホタルに注目します。
(鍋島靖信 大阪市立自然史博物館友の会会長・外来研究員 専門は水産生物学)
■ ぬけがら解剖図鑑
ぬけがらを半分に切ってみます。すると、ぬけがらの中に白い管があることに気づきます。これは、セミの幼虫が空気を吸うのに使う、気管のぬけたあとです。ぬけがらの触角も拡大して見てみましょう。種類により、触角に生えている毛のようすがちがうことがわかります。
(盛口 満 沖縄大学学長)
★NACS-J NEWS 各担当からの報告
- センサーカメラは見た!みなかみBR・赤谷の森の哺乳類相調査報告
- オンライン交渉が進むポスト2020枠組み
- 既に指導員の方もオンラインで再受講できます
- 紺綬褒章制度の公益団体に認定されました
- 絶滅が心配されるチョウを守る「防鹿柵」を張りました
- 四国のツキノワグマを救え!オンライン生会議
- 奄美・琉球諸島の世界遺産登録をIUCNが勧告
- 売り上げの一部が自然保護に役立てられるAudi e-tronのNewモデルが登場
- 「砂浜ムーブメント2021」スタート。今年の目標はごみ拾い200万個!
- 第2回国際サシバサミット宮古島で10月開催!
★N-Café(会員投稿コーナー)
★ Book and Present
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