日本自然保護協会は、生物多様性を守る自然保護NGOです。

  • 文字サイズ

よくある質問

自然観察指導員に関するよくある質問はこちら

日本自然保護協会(NACS-J)について

日本自然保護協会とはどんな団体ですか?
科学的な調査に基づいて生態系と生物の多様性を守り、そして持続的な社会を目指しています。
自然の仕組みを生かした社会づくりを提案しています。
だれでも気軽に参加できる自然と親しむ会を開催しています。
年5000円の継続的なご寄付(会費)や、ほか様々なかたちでのご寄付という貴重な志で運営されています。
多彩なジャンルの協力者、ボランティアの方たちとともに、力強いNGO活動を展開しています。
詳しい活動内容は「主な活動」から、当会の特徴は「日本自然保護協会について」のページをご覧ください。

 

普段どんな活動をしているのですか?
日常の仕事は、企業のPDCAサイクルの積み重ねと同じです。計画し、実行し、結果を検証して、改善策や次の対策を講じる。目的が、経済活動で収益を上げるのではなく、持続可能な社会のために生物多様性を保全する、という点が違いです。スタッフは非常勤を含めても30人弱なので、企画から雑務まで何でも行います。
日常的に自然の異変に目を配っているのは全国の会員で、全国的な重要案件は地元の会員らと一緒に取り組みます。現地調査では海に潜ったり山に登ったりしますし、専門家や他団体と連携し広い地域の自然環境の情報を集めます。
集めたデータをパソコンに入力しては分析し、計画見直しのため国会や中央省庁、地方自治体、企業に交渉に出かけます。市民ができるモニタリング調査の方法を住民とともに研究しているスタッフもおりますし、自然観察会のボランティアリーダーを養成する講習会担当スタッフは受付から販売や実習講師まで全てを行っています。普通では立ち入ることのできない自然に入っての仕事ももちろんありますが、自然保護の仕事は人が相手のことが大半です。

 

職員は募集していますか?
定期採用は行っておりません。採用がある場合はこちらでお知らせしています。

 

環境学習や修学旅行でNACS-Jを訪問したいのですが。
まず担当の先生から、nature@nacsj.or.jpまでお気軽にご相談ください。

 

寄付について

寄付はどのように使われていますか?
その年ごとの重要なテーマに使わせていただいています。
詳しくは活動レポートをご覧ください。

 

寄付は自然保護そのものに使って欲しいんですが。
NACS-Jの保護活動の一端を活動レポートでご紹介しています。ただし、これだけがNACS-Jの自然保護活動ではありません。
毎日が瀬戸際のような問題に取り組むと同時に、10年先20年先でなければ結果が見えない基礎研究や人づくり(教育普及・自然観察指導員養成)に取り組むことが、自然保護の本質的な成果をもたらすと考えています。
沖縄本島・辺野古や小笠原諸島など、全国規模の大きな問題といわれているものも、NACS-Jの取り組みの始まりは地元にお住まいのNACS-Jの会員・指導員の方が、日ごろの観察会などの中で計画に疑問を抱き、会報『自然保護』に投稿してくださったことなどでした。30名弱の事務局スタッフで多方面・多分野の問題に目を向けていられるのは、足元の自然を見守っている会員の皆さまがいるからです。
自然観察指導員は、地域の自然に目を向ける人をゆっくりですが着実に増やし、NACS-Jのかけがえのない財産をつくりあげてくださっています。
開発事業は進行するほど、後戻りや白紙撤回が難しくなります。問題が小さなうちに発見し、改善される事例も増えてきました。今起きている問題に対応するだけでなく、短期間で目に見える変化が表れにくい自然保護教育や基礎データをこつこつと集める仕事にも使わせていただいていることをぜひご理解ください。

 

取り組む対象は全国的な話題ばかりなのですか?
各地ごとの問題には、電話や手紙での支援もしております。
たとえば、1992年に福井県敦賀市の中池見湿地に大阪ガス(株)による天然ガス基地をつくる計画が発表されたと、地元の会員の方から相談を受けました。そこでNACS-Jでは、保護活動の進め方について助言をしたり、自らも要請書を出すなどの支援をとらせていただきました。地元住民の粘り強い取り組みの結果、2005年には大阪ガス(株)が保有していた土地と施設が寄付されました。現在では、市や地元保護団体が協力して保全活動を進めており、NACS-Jも支援を続けています。
直接出向いたり独自調査を行うだけでなく、常時約20~30件ほどについて、地元の会員の皆さまと共同で監視したり、情報提供をしています。

 

寄付の使い途はどうやって決めるのですか?
NGOらしさを大切にしつつ、公益財団法人としての手続きを踏まえて決定しています。
NACS-Jは公益財団法人という組織であるため、理事会が事業・予算決定の最高責任をもっています。といっても、もともと市民団体から発生したNGOですから、全国の会員の皆さまから寄せられる意見も参考にさせていただきながら、限られた資金で最大限の効果が発揮できるよう活動計画を練り上げています。

 

寄付は、ちゃんと使われていますか?
ご寄付をくださった皆さまへのご報告とともに、事業・会計のチェック体制をとっています。
NACS-Jが皆さまからお預かりした寄付金に対しては、受領時にお礼状を兼ねた領収書(1000円未満はご希望の方のみ)をお送りするとともに、ご支援により得られた成果を年1回、活動レポートとして公開しております。会報の活動レポートでは、感謝の気持ちをこめて、1000円以上ご寄付いただいた方のお名前を掲載させていただいております。匿名希望や領収書不要の際には、お手数ですがNACS-Jまでご連絡ください。
また、NACS-Jの会計・事業全般については2名の監事が、日常的な会計処理が適切に行われているかについては公認会計士がチェックしています。

 

公益財団法人なんだから、お金は潤沢にあるのでは?
年支出の約半分がご寄付と会費に支えられています。
NACS-Jが財団法人になったのは、今から約60年前。当時は基本財産100万円で財団法人になれたのです(もちろん当時にしてみれば大変な額だったわけですが)。2011年には「法人改革」に則り国の審査を受け、公益財団法人となりました。現在は、約6億円まで増額されましたが、それでも基本財産から生まれる利子だけで資金を賄うことは到底できません。低金利政策で利子収入が非常に少ない状態が長年続いています(事業報告・決算参照)。
だからこそ毎年継続していただけるご寄付(会費)や、毎年いろいろな機会にお寄せくださるご寄付は、NACS-Jの自然保護活動にとって不可欠なものになっているのです。

 

会費や寄付は、税金の控除対象ですか?
はい。NACS-Jは公益財団法人として認められているため、確定申告で寄付金控除の対象となります。会費領収書や1,000円以上の寄付金領収書はお送りしておりますが、1,000円未満の寄付金で領収書が必要な方はご連絡ください。

 

継続支援(継続寄付)の停止はどのようにしたらいいですか?
こちらから受付けております。
なお、会員の退会、指導員の登録解除などについてはこちらからお問合せください。

 

リンクについて

自分のウェブサイトに日本自然保護協会サイトへのリンクを貼りたいのですが?
当サイトは、以下の条件を満たす限りリンクフリーです。

  • 公序良俗に反した内容でないこと。
  • 利用者に、誤解・迷惑をかけないサイトであること。
  • ※NACS-Jが不適切と判断した場合には、リンクの取り消しをお願いすることがあります
       
    ■リンク設定時の注意事項

  • リンクはトップページ https://www.nacsj.or.jp/ へお願いします。
  • バナーは必ず下のバナー画像をダウンロードしてからお使いください。
  • あなたの支援が必要です!

    ×

    NACS-J(ナックスジェイ・日本自然保護協会)は、寄付に基づく支援により活動している団体です。

    継続寄付

    寄付をする
    (今回のみ支援)

    月々1000円のご支援で、自然保護に関する普及啓発を広げることができます。

    寄付する