2020.02.12(2023.09.27 更新)
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専門度:
テーマ:海の保全自然資源
フィールド:砂浜海岸海
あなたが思い浮かべる日本地図に、海は入っていますか。世界6 番目の海岸線の長さを誇る日本列島。
しかし今、各地で海辺の生態系の劣化が進んでいます。このままでは海の恵みを失いかねません。
日本自然保護協会は、科学的な根拠に基づく調査と政策提言で、尾瀬や白神山地のブナ林、小笠原の島々、群馬県の赤谷の森をはじめ、多くの自然を開発から救い、保護の手立てを作り上げてきました。
しかし、海の自然保護は陸に比べて大きく遅れており、緊急に力を注ぐ必要に迫られています。
日本の海の豊かさを守り、海とともにあるゆたかな未来をつくる活動に、あなたのご支援をお待ちしています。
日本自然保護協会の海を守る4つの活動
1ウミガメが産卵できる「砂浜生態系」の保護区創設を働きかけます
▲愛知県表浜海岸の砂浜で産卵するアカウミガメ(撮影:表浜ネットワーク)
普段は海でくらすウミガメですが、産卵には砂浜が必要です。夏の日差しがふりそそぐ砂浜に卵を託して、1億年以上も命をつないできました。
しかし今、日本の砂浜は護岸や気候変動で減少の一途。砂浜生態系の保護区をつくること、砂浜を見る目を持つ人を増やすことが必要です。
2020年は愛知ターゲットの目標年。日本自然保護協会の、プラスチックごみのクリーンアップ、AIツールを使った砂浜の生きもの観察会、政策提言をご支援ください。
2奇跡の海・上関で「日本初の海のエコパーク」を目指します
▲カンムリウミスズメ(撮影:山本尚佳)
山口県の上関の海には、奇跡的に手つかずの瀬戸内海の環境と多様な生物相が残っています。
環境省の絶滅危惧Ⅱ類のカンムリウミスズメもくらしています。世界に5,000 ~9,000羽しか生息していない希少な鳥ですが、上関の海は世界で唯一、一年中この鳥を観察することができる場所です。
この海域で長年漁業を続けてきた方々と、日本初となる海のユネスコエコパーク登録を目指します。海の豊かさを守りながら恵みを持続的に利用するための新たな取り組みです。
3森から海まで「連続した環境」が残る海岸を守ります
▲嘉徳海岸(奄美大島)
奄美大島の嘉徳海岸は、世界自然遺産候補地の深い常緑照葉樹林の森に囲まれた美しい自然海岸です。ダムや堰がなく森から海までひとつながりの環境は日本では非常に貴重なものです。
この静かな海岸全面にコンクリートの護岸計画が2016年に発表されました。
日本自然保護協会など多くの方々の働きかけで、計画は3分の1に縮小されました。引き続きこの海岸を見守り、今後始まる工事の影響を最小限に抑え、自然の連続性が損なわれないよう働きかけます。
4日本初の「ホープスポット」辺野古・大浦湾を、国や県の保護区となるよう働きかけます
▲シルヴィア・アール博士からの辺野古・大浦湾へのメッセージ(YouTube動画で公開中)
2019年10月、辺野古・大浦湾一帯が日本初の「ホープスポット」(希望の海)に認定されました。
ホープスポットは、ナショナルジオグラフィック協会所属の探検家で世界的に著名な海洋学者シルヴィア・アール博士が提唱したプロジェクトです。
日本自然保護協会は10年以上にわたる調査結果などをもとにホープスポットへの申請を行いました。
この海域では、基地建設のための埋立が始まっており、工事による影響がでないよう監視し、周辺海域を保護区にすることが必要です。日本自然保護協会の現地調査や提言活動をご支援ください。
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公益財団法人 日本自然保護協会(NACS-J)
〒104-0033 東京都中央区新川1-16-10 ミトヨビル2F
TEL:03-3553-4101 MAIL:nature@nacsj.or.jp