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2018.10.31(2018.11.09 更新)

移植したクララにオオルリシジミの卵を多数確認

読み物

専門度:専門度2

▲5月27日に行われたオオルリシジミ観察会&調査会にご協力くださった皆さん。

テーマ:生息環境保全絶滅危惧種

フィールド:長野県安曇野市

オオルリシジミは、現在では長野県と九州の阿蘇地方でしか見られない、絶滅が最も心配されるチョウのひとつです。

NACS-Jは、地域の方や研究者、安曇野オオルリシジミ保護対策会議と、長野県安曇野市でオオルリシジミの保全に取り組んでいます。昨年9月、圃場整備のため失われる予定だった食草「クララ」を、長野県内外の会員の皆様や地域の方に協力を呼びかけ、国営アルプスあづみの公園内に移植しました。その成果を調べる移植状況調査を今年5月下旬に実施しました。

移植した食草「クララ」は、公園の各地点に定着していました。また、昨年まで保護区の約1ha内でしかほぼみられなかったオオルリシジミの卵が、その移植地点で数多く確認されました。その後に複数回行われた幼虫調査でも、前年の報告数を大幅に上回る数の幼虫が発生していることが確認されました。多くの方の活動への参加と寄付によるご支援が力となり、絶滅が危惧されるチョウの保全が力強く進んでいます。

 

担当者から一言

生物多様性保全室 萩原正朗(顔写真) 生物多様性保全室 萩原正朗
オオルリシジミは、瑠璃色の翅が美しいチョウです。絶対に絶滅させてはいけないと強く感じました。

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