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2024.04.24(2024.05.15 更新)

会報『自然保護』No.599 2024年5・6月号 特集:かえるの歌に耳をすませば

読み物イベント報告募集自然観察指導員観察ノウハウ

専門度:専門度3

会報『自然保護』No599の表紙

今月の表紙
第9回わぉ!な生きものフォトコンテスト わぉ!グラフィック賞

「ママ、がんばる」
撮影・解説 中島一輝
低気圧が発生して荒れる海中で、両手でシロガヤをしっかりと掴み、必死でうねりに耐えているワレカラに出会いました。よく見るとお腹には卵を抱えています。きっとこれから生まれる子どもたちを、命懸けで守っていたのでしょう。


★かえるの歌に耳をすませば

特集記事の扉ページのカエルの画像鳴のうを大きく膨らませて鳴くオスのアマガエル(写真:藤田宏之)

ひと雨ごとに生きものが動き出す春。水田やため池、河原にできた氾濫湿地などの水場からカエルの歌が聴こえてくる季節です。グェグェグェッ、コロコロ、ケロケロ、フィフィフィ……さまざまなカエルたちの歌に耳をすませ、カエルたちの暮らしに想いを馳せましょう。

カエルはどう鳴く? なんで鳴く?

教えて! カエルの歌のフシギ Q&A

歌声からたどるカエル観察

カエルを取り巻く環境は今

本特集の13ページに掲載した「卵にはいろいろな形がある」というコラムの文章に誤りがありました。
以下の通り訂正して、お詫び申し上げます。

(誤)「まずはあまり動かず、田んぼの脇などで静かに耳を澄ませましょう。鳴き声ってカエルの存在を示す最大の情報源ですよね。どの田んぼでどれだけのカエルが鳴いているのか、どんな天気の時によく鳴いているのか、そして鳴いているカエルの種類が分かるようになると、一気に楽しさが増してきます。鳴かない場合はカエルの鳴き声を流してみたり、鳴き真似をしてみたりすると鳴き交わしてくれることもありますよ」

 

(正)カエルの産卵は基本的に夜間に行われるため観察が難しい。最も容易なのは、日中に見ることができて動かない卵の観察だ。「アマガエルの卵は小さくもあり、なかなか見つけられませんが、ヒキガエル類やアカガエル類の卵は比較的簡単に見つけることができます。モリアオガエルは水面上に張り出した木の枝や葉に泡状の卵塊を産み付けます。そして孵化したオタマジャクシは水面に落下します。親は下に水場があることをちゃんと分かって産卵しているんですね」と藤田さん。


★今日からはじめる自然観察

■昆虫をそっと観察優しく触れる

虫との出会いも増えてくる季節です。虫捕り網を持ってお出かけする方も多いでしょう。自然の中で虫を見つけたら、まずはそっと観察してみましょう。そしてチャンスがあれば優しく触ってじっくり観察してみましょう。

(野本康太 伊丹市昆虫館学芸員、自然観察指導員兵庫連絡会事務局)

今日からはじめる自然観察ページの画像

■シジミチョウが舞う草地を守ろう

■会員限定 おすすめ特集 &Nカレ動画 大公開


★NACS-J NEWS 各担当からの報告


★話題の環境トピックス

ブナ林を守ってきたクマゲラ 本州で絶滅の恐れが高まる


★N-Café(会員投稿コーナー)

★ Book and Present


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