2021.12.28(2024.03.04 更新)
【終了しました】乳幼児との自然観察会に関する研究会 ~自然体験に終わらない乳幼児との自然観察会とは~
自然観察指導員イベント告知
専門度:
テーマ:子育て環境教育人材育成
「乳幼児にも自然を!」というと多くの方が賛成される一方、実際に乳幼児と接するときに何を大切にするのか?といった各論になると、意見は多種多様です。
NACS-Jでは乳幼児との自然観察会の指導方法についてのテキストを現在作成しています。作成にあたって、大事にしたい要点については自然観察指導員の皆さんとも一緒に作っていきたいと考え、「研究会」という形での意見交換の場を今回作りました。この研究会の結果を踏まえ、テキストを完成させる予定です。
研究会では、まず、乳幼児と自然観察会を長年されている自然観察指導員の発表を聞いたあと、それも参考にしつつ、「NACS-Jがすすめる乳幼児との自然観察(会)として、大切にしたいことは何か」といったテーマで参加者の皆さんに意見交換いただきます。
活動発表はどなたでも参加を歓迎しており、意見交換は乳幼児との自然観察経験がある指導員の方を参加対象とします。ぜひご参加ください。
開催概要
日時:2022年2月5日(土)
開催方法:ZOOM(ズーム)によるオンライン開催
※事前にZOOMの使い方のご案内が必要な方はお申込みフォームでお教えください。
対象:
第一部:どなたでも参加いただけます
第二部:実際に乳幼児との自然観察経験*がある自然観察指導員の方
*ご自身の子どもや孫といったプライベートな場面で、乳幼児とのお散歩でのちょっとした自然観察も含みます。
※自然観察指導員の登録をされている方であれば、“自然観察指導員”という肩書を使わない場面での、お仕事や別の団体で乳幼児と関わっている方のご参加も大歓迎です。小規模であっても、乳幼児と自然観察をする場面がある(あった)方で、指導員登録されている方であればぜひご参加ください。指導員仲間が一人もいなくても、指導員連絡会に関わっていなくても構いません。あなたのご意見を教えてください。
定員:
第一部:100名
第二部:約20名前後
参加費:無料
申し込み:本募集は終了いたしました。ご応募いただきありがとうございました。
プログラム(予定)
第一部 10:00~12:30
① 「乳幼児に届けたい自然観察会とは」NACS-J (20分)
② 全国の自然観察指導員による乳幼児との自然観察会活動発表 (130分)
長年乳幼児と自然観察会を実施している方、保育士研修の講師をしていた方、乳児も参加できる自然観察会を実施されている方など4名の講演者を予定。(随時更新します)
第二部 13:30~16:00
③ 少人数での意見交換( 50分程度)
「NACS-Jがすすめる乳幼児との自然観察(会)として、大切にしたいことは何ですか」について各班3名前後で意見を出しあい整理する
④ 各班で挙がった意見を発表 (20分)
⑤ 6~8名の班に分かれ、各班の意見を整理して図にする (30分)
⑥ 全員で集まり、整理した内容を発表 (30分)
※他の指導員の方が後から「検討過程」を見られるように、各班の発表や図の内容については公開させていただきます。③などの意見交換の際は個人情報を含む可能性があるため、公開しません。
意見交換のための参考情報
全国の自然観察指導員の乳幼児との活動状況について
自然観察指導員の合言葉 “いつでも・どこでも・だれとでも”には乳幼児も含まれます。
しかし、2016年に実施した指導員アンケートでは、全国の自然観察指導員活動に占める乳幼児との活動割合は5%でした。
自然観察指導員の活動に限らず、日本全体として乳幼児、特に幼稚園に入る前の3歳以下の子たちへの自然とのふれあいを提案する活動は不足しています。
活動内容について
ふれあいの内容について、NACS-Jでは、乳幼児とであっても、通常の自然観察会の目標をあきらめる必要は全くないと考えています。
「自然の“しくみ”を観る」「自然と人間活動との関係を観る」「よく観て察することの繰り返しが観察」「先生は指導員ではなく自然」「自然保護教育の一環である」といったことは、乳幼児との活動でも目指していけるのではないでしょうか。
そのような自然観察会の時間は、乳幼児が大人になってから豊かな自然環境の中で笑顔で暮らし続けるようにするための、大人からのプレゼントだと、NACS-Jは考えています。