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2017.04.02(2017.04.07 更新)

絶滅危惧種のジュゴン、沖縄で繁殖成功の可能性! 子どものジュゴンの新たな目撃情報。

解説

専門度:専門度1

テーマ:生息環境保全

フィールド:サンゴ礁海草藻場

沖縄の海が育みつなぐ命。

沖縄島の沿岸で、子どものジュゴンの新たな目撃情報があることが、3月19日に共同通信が配信した記事で報じられました。

これまで国内で個体識別ができるジュゴンはわずか3頭、全体でも10頭以下だろうとされていた中で、今回の子どものジュゴンの目撃情報は、沖縄で繁殖に成功した可能性を示しており、絶滅危惧種のジュゴンが生息できる日本のサンゴ礁の豊かさを改めて感じたうれしいニュースでした。

ジュゴンにとって沖縄の海は、北限の生息地です。
サンゴ礁に生育する海草を唯一の餌としてくらすジュゴンは音に敏感で、辺野古では米軍基地建設のためのアセスメントやボーリング調査の期間は姿を現しませんでした。
ジュゴンは、長い寿命をもち、かなり長距離も遊泳できる動物と言われます。
安心して子育てができるサンゴ礁の海を残しておくことが、この生き物を日本から絶滅させない重要な手立てになると考えます。

生き物の絶滅は、私たちにとって将来の可能性がひとつなくなること。
未来の世代に対して、取り返しがつかない、あまりにも大きな損失です。
種の絶滅を食い止めて、サンゴ礁の海でジュゴンが泳ぐ未来を、将来の世代、私たちの子どもたちに贈りたいと思います。

 

(図出典:自然環境保全基礎調査、写真:東恩納琢磨、細川太郎 ※写真は今回目撃されたジュゴンとは別個体の、これまでも目撃されてきたジュゴン)

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