2004.07.01(2025.05.14 更新)
- 2004年
- カタツムリをさがそう
自然しらべ2004 カタツムリをさがそう
調べる対象:カタツムリ
自然しらべ2004 「カタツムリをさがそう」の結果概要がまとまりました。
- 参加者数:1599人
- カタツムリ総数:4973匹
- ※実施時期:2004年7月1日~8月31日(終了)
自然しらべ2004「カタツムリ」とは
「カタツムリ」は、童謡にも登場し、名前はよく知っている生き物です。のんびりスローライフのお手本のようなカタツムリですが、いまの大人たちが子どものころ、雨上がりにごくあたりまえに遊んでいた大きなカタツムリが、最近ではめっきり見かけなくなっているのです。何億年もかけてきた地球の歴史は、わずか数十年、親子共通の想い出話しが成り立たないほど、急激に変化しつつあるのです。
なぜ「自然しらべ」なのか
「自然しらべ」は、日常生活に追われて見過ごしがちな、身近な自然を振り返るきっかけづくりです。自然に親しみ、関心をもつことは、自然を守る力につながります。
「自然しらべ」は、一人ひとりが見守る力は小さくても、全国の仲間が集まると大きな力になることを実感できます。みんなでしらべることで、今の日本の自然が見えてきます。見えてきた結果は、環境基本計画で目指している「生物の多様性」の保全に役立つデータとして環境政策に提言します。
なぜ「カタツムリ」なのか
「カタツムリ」は、童謡にも登場し、名前はよく知っている生き物です。のんびりスローライフのお手本のようなカタツムリですが、いまの大人たちが子どものころ、雨上がりにごくあたりまえに遊んでいた大きなカタツムリが、最近ではめっきり見かけなくなっているのです。何億年もかけてきた地球の歴史は、わずか数十年、親子共通の想い出話しが成り立たないほど、急激に変化しつつあるのです。
外国から来たカタツムリも目に付くようになってきています。外来生物の侵入は、世界的にも種の絶滅の主要要因(外来生物/生息地の破壊/汚染/乱獲/気候変動)のひとつに挙げられる深刻な問題です。ニュージーランドやオーストラリアのように積極的に取り組んでいる国もありますが、日本では、今年6月に法律ができたばかりです。
みじかなカタツムリの現状を知ることは、今年2004年のテーマとしてふさわしい、日本の自然保護にとって重要な課題であると考えました。
主催・協賛・協力
「NACS-J自然しらべ2004~カタツムリを探そう」が大きな成果を生み出すことができたのは、多くの方々のご協力に支えられたからでした。日本の自然を守るという目標に向かって、一歩ですが着実に確実に前進することができました。みなさまに、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
(NACS-J普及広報部・志村智子)
主催 | 日本自然保護協会(NACS-J) |
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協賛 | 株式会社サニクリーン |
webGIS制作協力 | 株式会社ネイチャースケープ |
学術協力 (企画・データ分析・解説) | 黒住耐二さん(千葉県立中央博物館動物学研究科) |
写真提供 (調査マニュアル) | 黒住耐二さん 大垣内宏さん 伊藤信男さん 沓脱幹夫さん |
データ入力協力者 | 浅沼理江子さん、糸岡栄博さん、大塚拓さん、岡崎由香理さん、菅原啓子さん、田辺芙美さん、出島誠一さん、林尚子さん、村上加奈さん、森純子さん |
損保ジャパン環境財団・学生インターン | 損保ジャパン環境財団 糸岡栄博さん、林尚子さん |