日本自然保護協会は、生物多様性を守る自然保護NGOです。

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2004.07.01(2018.06.27 更新)

【自然しらべ2004】「カタツムリ」とは

調べる対象:カタツムリ

自然しらべ2004「カタツムリ」とは

なぜ「自然しらべ」なのか

「自然しらべ」は、日常生活に追われて見過ごしがちな、身近な自然を振り返るきっかけづくりです。自然に親しみ、関心をもつことは、自然を守る力につながります。

「自然しらべ」は、一人ひとりが見守る力は小さくても、全国の仲間が集まると大きな力になることを実感できます。みんなでしらべることで、今の日本の自然が見えてきます。見えてきた結果は、環境基本計画で目指している「生物の多様性」の保全に役立つデータとして環境政策に提言します。

 

これまでの「自然しらべ」

1995年にスタート、テーマはその年の重要な話題を選んでいます。1995年「川」、1996年「海・湖沼」、1997年「里やま」、1999年「里やま」、2000年「川」、2001年「気になる自然」、2002年「渚(海・湖沼)」、2003年「日本全国カメさがし」。

なお、「自然しらべ」の前身は、1985年の「全国一斉ブナ林観察会」。現在は世界遺産にもなっている白神山地のブナ林に、当時は林道建設・伐採計画がもちあがっていました。日本の代表的な森林でありながら、ブナは忘れられたような存在だったからです。そこで、全国のNACS-J自然観察指導員に案内役になってもらい「近くのブナに会いに行こう」と呼びかけたのです。全国一斉観察会は、その後、自然林観察会、みじかな自然観察会と発展して継続中。今年は、自然観察指導員2万人記念として、「全国一斉 20,000人かんさつ会」として開催しました。

 

なぜ「カタツムリ」なのか

「カタツムリ」は、童謡にも登場し、名前はよく知っている生き物です。のんびりスローライフのお手本のようなカタツムリですが、いまの大人たちが子どものころ、雨上がりにごくあたりまえに遊んでいた大きなカタツムリが、最近ではめっきり見かけなくなっているのです。何億年もかけてきた地球の歴史は、わずか数十年、親子共通の想い出話しが成り立たないほど、急激に変化しつつあるのです。

外国から来たカタツムリも目に付くようになってきています。外来生物の侵入は、世界的にも種の絶滅の主要要因(外来生物/生息地の破壊/汚染/乱獲/気候変動)のひとつに挙げられる深刻な問題です。ニュージーランドやオーストラリアのように積極的に取り組んでいる国もありますが、日本では、今年6月に法律ができたばかりです。

みじかなカタツムリの現状を知ることは、今年2004年のテーマとしてふさわしい、日本の自然保護にとって重要な課題であると考えました。