参加/支援のしかた

参加されている方々の声 ~個人の方~

NACS-Jの活動に参加されているさまざまな方々の声をお寄せいただきました。

ファミリー会員 番場 宏さん・三千世さん

ファミリー会員 番場 宏さん・三千世さん

会員 番場 宏さん・三千世さんの場合

(ファミリー会員 1995年入会)

Q1 なぜNACS-Jの会員になろうと思いましたか?

歩くのが大嫌いで一駅でもタクシーを利用していたのに、魔が差して行ってしまった山に人生観が変わるほど感動しました。 もらった感動をどうやって返せるかずーっと考えていましたが、個人で返せることはあまりに小さくて情けなく思っていたところNACS-Jの活動を知り、組織的に系統立てて自然を考えて活動してくれる専門家に任せた方が有効にお返しができるという結論に達し会員になりました。

Q2 NACS-Jの会員になられたきっかけは?

山と自然をこよなく愛する友人のすすめで。

Q3 NACS-Jの会員になって新しい発見や変化はありましたか?

保護のしすぎで日光の鹿が増えすぎ森が壊されそうだ…とか、登山コースが個人の所有地でそこのヘビーユースが問題になっているなど無知であったり、単眼的にしか理解できていなかったことが本当に多くて恥ずかしいです。しかし、これも人から教えられないとなかなか知り得ないことも多く啓蒙の重要性を痛感しています。

Q4 NACS-Jに期待することは?

1.もっと啓蒙活動を!:例えばグリーンパトロールとかゴミパトロールなどのワッペンやバッジをどんどん配布して、みんなにどんどん参加させる。未だに上高地などではカモにパンくずをあげてしまう観光客がいる。看板やパンフレットなどに投資をする。
2.グラスルーツを!!:例えば海岸の清掃活動のように、スポンサー企業を募って大清掃活動を行う。
3.マスコミを動かして潮流をつくっていただきたい!!!:例えば「自然を守る」ということが何でも正義のように語られがちだが、本当の意味での自然を守ることがどういうことか報道番組をつくる、R25などで編集タイアップ広告を出すなどしてはどうだろう?山を歩く人だけではなく、なんちゃってアウトドア人こそマスコミを利用して訴求していった方がいい。 …と勝手なことを書いてしまいましたが、地道な活動を続けていらっしゃることにも敬服しています。それはぜひそのまま継続してください。

自然観察指導員 細田 浩さん

自然観察指導員 細田 浩さん

毎年屋敷林にかかる固定資産税の負担の解決策として、林の中のレストラン起業を思いついた細田さん。VIENTOは林をゆったり眺められる落ち着いた店内。レストラン開業の準備と前後して、「町史」の環境分野の執筆を担当することになり、それをきっかけに、地元の講演会などで話をする機会も増えてきたそう。

自然観察指導員 細田 浩さんの場合

(自然観察指導員 登録年1986・埼玉県)

Q1 NACS-Jの自然観察指導員になったきっかけは?

地理の教員を長くやっていて、日本各地の自然保護問題に関心がありました。島根の三瓶山や屋久島を訪れた折、現地で保護活動をされていた方たちから、自然観察指導員講習会を薦められました。

Q2 自然観察指導員になって新しい発見や変化はありましたか?

当時から国内外の自然保護問題の動きは情報がほとんどありませんでした。WWFとNACS-Jの会報が頼りでした。指導員としても、いろいろな各地で行われている活動情報を参考にさせてもらっています。

Q3 自然を守るための活動をしていて、一番楽しいときは?

自然の良さを体感し、目が自然を「美味しい」と感じるときです。長く教員をやってきましたが、不登校や心の問題を抱えた子どもたちも、よい自然環境の中に入っていくことが、一番よい効果があることを教育の現場でも実感しています。

Q4 今後力を入れていきたいことは?

埼玉県伊奈町の自宅の屋敷林を維持するために、「VIENTO」というレストランを開きました(『自然保護』2009年3・4月号p16参照)。それから霧ケ峰の自然保護にもかかわることになりました。かつてビーナスラインの建設計画を迂回させた自然保護運動の象徴でもあった、ヒュッテ御射山(ビジターセンター)の管理人をやります。しばらくは伊奈町から通いですが、若い人たちにフィールドを継承できるようできるだけのことをしたいと思います。

前田 竜矢さん

文化祭の様子

2007年11月の文化祭では準備した400食の豚汁がすべて空になるほどたくさんの人の協力があった。

文化祭で募金活動をした高校教師 
前田竜矢さんの場合

(生徒とともに寄付を企画 2007年~)

Q1 なぜNACS-Jに寄付しようと思いましたか? またきっかけは?

私は三重県の県立上野農業高校で教師をしています。本校では日ごろの成果発表や農産物の販売を目的に文化祭を一般公開し、毎年千人単位で地域の方々が来場します。文化祭での募金活動はこれまでもやっていたのですが、募金を呼びかけることが目的になってしまっていて、何となく善意の押しつけになっている感がありました。今回の取り組みは「農業高校ならではの募金活動」で「生徒が共感でき、やりがいを感じられる活動」をしたいなという思いから出発しました。生徒が募金の意図を理解して、なおかつ楽しくやれる活動をさせたいと思い考えました。また、生徒が「こんな方法でも自然を守ることにつながるのか」と感じられる活動をさせかったという考えたことがきっかけです。

実際に企画実行では、まずは私のほうで環境分野に限らずに各種の社会貢献活動をしている団体・NPOを10団体選定し、ウェブサイトを参考に各団体の活動目的・内容を生徒に解説しました。そして生徒に、自分たちが募金を集めて送りたい、賛同したい団体はどれかを考えさせた結果、NACS-Jが選ばれました。さらに生徒と企画を練り、自分たちで育てたダイコン、白菜、ニンジン、ゴボウ、それに三重県産の豚肉を使って豚汁を振舞いながらNACS-Jへの募金を募る「豚汁でできる自然保護」を行いました。 (『自然保護』2008年3・4月号p28参照)

Q2 NACS-Jに寄付をしたことで新しい変化はありましたか?

生徒の「寄付する先の団体の活動の理解と賛同」、「自分たちならではの実践」という当たり前ですが忘れがちな流れをつくったことで、充実した取り組みになりました。ただ今回の活動を通じて生徒の意識に変化が見られたかどうかには疑問符がつきます。募金活動はイベント的な要素が強く、日常の中に自然保護の精神が根付いたわけではありませんし、生徒の意識的には何も変わっていない可能性も感じているので、私自身、イベントをきっかけに日常に活かしていくにはどうするべきなのかを考えるようになりました。

Q3 NACS-Jに期待することはありますか?

より募金活動がしやすくなるように、貸し出し用のパネルやのぼりをつくってもらえるとありがたいです。また、「遠い貴重な自然」だけでなく、身近な自然についても保護が必要だということを訴えやすくしてほしいと感じます。そのためには各都道府県で1カ所ぐらいはNACS-Jとして自然保護活動を実践してほしいと思っています。ひょっとしたら行っているのかもしれませんが、正直見えにくいです。活動に協力を求めるためには、その団体が「身近な存在」でもあることが大切だと思います。

自然しらべに参加 千葉秀幸さんファミリー

自然しらべに参加 千葉秀幸さんファミリー

礼美ちゃんがしっかりカマキリを持ってファイティングポーズの写真も撮りました。

自然しらべに参加
千葉秀幸さんファミリーの場合

Q1 自然しらべに参加したきっかけは?

3年前だったと思いますが、雑誌に大きなトノサマバッタの顔写真と仮面ライダーをさがそうという募集広告が出ていたので、興味を持ってホームページを見てみました。2006年度のテーマのバッタのときは次女の礼美がまだ年中(しかも3/30生まれなので実質年少)でしたので、私一人での参加でした。翌年のセミからは礼美に一緒に探すか尋ねたところ、やりたいということだったので、限られた時間ではありましたが一緒に参加しました。2008年のカマキリは妻と礼美で探しました。それ以前は自然しらべのことを知りませんでした。この3年間は対象が昆虫だったことも参加の理由です。

Q2 自然しらべに参加して新しい発見や変化はありますか?

町なかには緑が少なくなっています。効率や管理の簡便化を優先するためかと思います。ですので、昆虫を探すのは結構苦労します。なんでも人工的なもの(生きものすら人工的=飼育品)に囲まれて普段生活していると、なんの苦労もなく欲しいものが手に入りますが、自然はそうはいかない、ということを子どもが学んでくれたらと思います。また、小さな空間でも樹木や雑草が生えていればいろいろなものがうまく生活しています。

礼美にとって強烈に印象に残ったのは、飼育ケースに入れていたカマキリを逃してやろうと外に出したとき、カマキリからひものようなもの(=ハリガネムシ)が出てきたことです。そこから人間の寄生虫の話に発展しました。

Q3 NACS-Jに期待することは?

自然しらべをもっと普及させてほしいと思います。カリキュラムの変更で総合学習の時間というのがどうなってしまうかわかりませんが、本来は、自然しらべのような活動を通して学ぶものが、総合学習のあるべき姿ではないかと思います。先生も一緒に学べばいいのではないでしょうか。

図入りの見分け方のチャートはとてもいいです。自然しらべだけで消滅するのはもったいないです。

市民参加型調査に参加 高橋 慎さん

ハサンベツ里山計画実行委員会は、栗山町に元々あった植物や鳥、虫の愛好会といった自然関係のグループのほか、町の青年会議所、育成会、教育委員会や町民有志から組織され、里やまづくりを行っている。

市民参加型調査に参加 高橋 慎さんの場合

(モニタリングサイト1000里地里山・2006~・北海道)

Q1 モニタリングサイト1000里地里山に参加したきっかけは?

北海道栗山町のハサンベツという地域で2001年から里やまづくりを行っていたところ、2005年にNACS-Jから「モニタリングサイト1000で里やまの調査活動に参加しませんか」と、連絡をもらいました。僕らの活動は、植物や鳥、虫の愛好会といった自然関係のグループや、青年会議所や育成会といった町のグループなど、さまざまなグループが実行委員会メンバーになっていて、それぞれできることも違っています。モニ1000への協力も、自分たちができる範囲の中で無理せずにやれることだったので、参加することにしました。

Q2 参加して新しい発見や変化はありましたか?

モニ1000に参加して“ちゃんと生きもの調査をする”ことで、町には今まで気付かなかったいろんな生きものがいたということが大きな発見です。例えば、エゾサンショウウオがいて、アカガエルと同じぐらいの数の卵がある、なんていうことは、モニ1000で調査しなければ気付かなかったことです。

Q3 自然を守るための活動をしていて、一番うれしいときは?

町の人たちが、僕たちの活動を見て、評価してくれること。そして、一緒に活動に参加してくれる人が増えてきていることが、一番嬉しいですね。

Q4 今後力を入れていきたいこと、方法はどんなことですか?

子どもたちが里やまを自然学習・体験の場として利用してくれていますが、今後も子どもたちが幅広くいろんなことで里やまを利用してほしいと思っています。そして、そうした子どもの活動に合わせて町の人たちも自然保護という形だけでなく、いろんな形で参加できるような場をつくっていきたいです。(『自然保護』2009年3・4月号p6参照)

地理学の研究者 長谷川均さん

NACS-Jほか自然保護団体と行った合同記者会見の様子

2008年7月、沖縄辺野古の基地移設問題でアオサンゴの調査結果をNACS-Jほか自然保護団体と行った合同記者会見。

地理学の研究者 長谷川均さんの場合

(国士舘大学文学部 地理・環境専攻教授 80年代後半~)

Q1 NACS-Jの活動にかかわることになったきっかけは?

NACS-Jとのつきあいは、20数年になると思います。大学院生時代からの友人がNACS-Jに就職し、調査に借り出されて東京湾の干潟調査を手伝ったのがきっかけです。会員になったのも、ちょうどそのころだと思います。その後は私の「本業」であるサンゴ礁の調査で、沖縄の石垣島白保や高知の大手の浜、最近では沖縄本島の泡瀬干潟や大浦湾でお手伝いをしています。

Q2 NACS-Jと活動することで自分の研究に役立ったことは?

自然保護団体と一緒に活動するということは、「私はこういうスタンスで研究していると」いう意思表示になりますので、社会的に注目を集める地域で調査する際にいちいち説明する面倒臭ささはないかもしれません。NACS-Jと活動することで、自分の研究に直接役立つということはないと思いますが、専門を異にする方々と野外で活動することもありますから、違った視点でものを見る、考える、ということを学ぶことは、この歳になっても多いものです。それにも増して、現場の地域で四季の移ろいを観察している方々の、何気ないひと言にハッとすることが多くあります。NACS-Jの調査に学生を連れて行くこともありますから、彼らは私たちが何も言わなくても、社会のしくみや不具合に気がついてくれていると思います。

Q3 今後力を入れていきたいこと、方法はどんなことですか?

自然保護というと、一般には生物学や生態学の専門家がかかわっていると思う人も多いでしょうが、私は地理学という分野から20年以上かかわっています。地名や物産を扱うのが地理学と思われがちですが、地域の問題が実はグローバルな環境問題につながっているという認識を高校生や大学生に伝えたいです。それに、GISやリモートセンシングという自然環境の変化を抽出したり、地図にしたりするツールも、地理学が得意とする分野です。今後も地理学の分野で使われているさまざまな手法で自然保護活動にかかわり、少しでも役に立ちたいです。若い人たちに地域の自然を理解する方法を伝える教育は、これからの私にとって重要なテーマです。行政にかかわる人たちに、「自然誌」に対する知識や理解があれば無節操な開発をしようなどということにはならないでしょう。頭の硬い大人と議論を重ねることも重要ですが、これから大人になる人たちに身の回りの自然に興味を持ってもらうようなしくみをつくることに興味があります。

AKAYAサポーター 和田 晴美さん

AKAYAサポーター 和田 晴美さん

AKAYAサポーター 和田 晴美さん

和田さんは2006年からAKAYAサポータとして活動に参加。元・理科教員のキャリアを活かし、主に南ケ谷湿地の生きものや成り立ちの調査を担当。

AKAYAサポーター 和田晴美さんの場合

Q1 AKAYAサポーターになったきっかけは?

「群馬県内で行われていることなので参加してみようかな」。これが群馬に住む私の参加のきっかけでした。自然に触れることは、たとえ場所はどこであれ魅力です。その楽しみを持てて、しかもそれが自然を守ることに少しでも役立てるなら、こんなありがたいことはないと思ったわけです。またこの地域がスキー場・ダム建設計画で揺れた場であった事も、興味を引いた点でした。

Q2 参加したことで新しい発見や変化はありましたか?

赤谷の日には年齢も仕事も、またそれぞれ得意なことも違う人たちがやってきます。「いや、得意なことなんてない」という遠慮深い人も。ここには自然が好き・自然を守りたいという基本的な一致点で集まるわけで、これは大切なことに思えました。

また地域の方々と協力し、成果を地域に返していこうと目指すところがいいですね。

Q3 自然を守るための活動をしていて、一番嬉しいときは?

それは「ゆっくりと自然にひたっているとき」。そんな時、だんだんと見えてくるものがあるものです。これが楽しい。見えてくるのは生きものだったりまわりの環境だったり、そのつながりだったり。謎解きをしているようです。 この見えてきたものを「環境を守るための活動」につなげていけたら、これはうれしいことです。

Q4 今後力を入れていきたいことは?

基本的なデータを集め積み重ねることがひとつです。こうしたデータが、自然との付き合い方を知るもとになると思うからです。また多くの方に自然のことを知っていただき、少しでも関心を持っていただくことも。人は知らないものは大切にはしませんから。生き生きとした自然がいつまでも息づいていくために、何であれお役に立てたらと思います。

入会パンフレットの配布に協力 アクションサポーター 菅原 このみさん

いつか香りをベースにした自然観察会にチャレンジしたいという菅原さん。アロマセラピーの知識を活かしたオリジナルな観察会が楽しみ。

入会パンフレットの配布に協力
アクションサポーター 
菅原このみさんの場合

Q1  NACS-Jの入会パンフレットの配付協力を始めたきっかけは?

仕事以外にアロマセラピーの講師をしています。国立中央青少年交流の家や、町の文化会館、児童館などの公の場所で、講座やイベントに呼ばれて活動することが多く、そういった場所には子どもも学校関係の方もたくさんいらっしゃいますので、自然をコンセプトにしたものに関心が集まりやすくなります。ですので活動を行う際には、アロマセラピーのパンフレットと同様に、NACS-Jの入会パンフレットも自由に持っていっていただけるように並べるようにしました。周りの人にNACS-Jの存在を知って欲しいと思ったからです。

Q2 配付協力をしたことで新しい発見や変化はありますか?

なんとなくパンフレットを持っていく方が多いのですが、日本ネイチャーゲーム協会など、ほかの自然保護団体に属している方から好意的に話しかけられることもあります。「私も自然観察指導員の講習会を受けたかったが、抽選漏れでした」などといわれたことがあります。パンフ以外に、名刺にも「NACS-J会員」と記しているので、興味のある人は関心を持ってくださいました。

Q3 NACS-Jに期待することは?

パンフレットを読んだだけで入会申し込みを希望する人は少ないと思います。実際、自然保護活動や観察会をしている人を見て、その人と自分を重ねたときに共感できるものがあれば入会するのではないでしょうか。そのためには、身近な場所で観察会が定期的に行われたり、開催する自然観察指導員に小額でも補助金の制度があればいいのではないかな、と思います。

私自身、観察会などの活動もしないまま月日が経ってしまっていますが、講習会を受講したときの感動がいまだに引き続いていまして、会員になってよかったと思っています。でも、まだ一人で観察会を開く自信がありません。近くに一緒に活動してくれる自然観察指導員がいてくれたらなあ、と願っています。地域ごとのタイムリーな情報がわかれば助かりますね。

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