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2017.04.30(2017.07.12 更新)

ホタル舞う景色を、次の世代へ。あなたも里やま調査に参加しませんか?

解説

専門度:専門度4

ホタルが命を次世代につなげるためには、ホタルたちの止まる草やぶ、卵を産む水辺、さらに一年を通して水が枯れない環境が必要。一生を通して水辺と陸地を行き来するホタルは、ほかの生きものにとってもすみやすい良好な里やま環境の指標となる。(photolibrary(https://www.photolibrary.jp))

テーマ:自然環境調査

フィールド:里やま

ホタルと聞いて、その名を知らない人はほとんどいないと思います。しかし、その中で、すぐ近くにホタルの舞う環境があるという人はどれほどいらっしゃるでしょうか。

正直に言うと、私自身も幼少期、近所の田んぼではホタルが見られず、車で山の方に出かけて会いにいくものという印象を持っていました。ホタル舞う環境を遠くに感じる人も少なくないのでは、と思います。
NACS-Jでは、全国約50カ所でモニタリングサイト1000里地調査(以下、モニ1000)のホタル類調査を市民調査員の方々とともに実施しています。この9年間にわたる調査結果から全国的な減少傾向が確認され、ホタルの置かれている厳しい現状が明らかとなりました。

図:ゲンジボタルの個体数の推移。カラーの線がそれぞれの調査地の個体数の変化を、黒い太線が全国傾向を示す。

 

一方で、全国の調査サイトでは、市民の方々が子どもたちや近所の方と一緒に調査・観察会をされているところが数多くあります。毎年同じ方法でホタルの個体数を数えるだけですが、調査を通じて、今年記録できた数や前年との違いがどんな意味があるのかを考え、ホタルが舞う環境の重要性を子どもたちにも伝えることができます。そして、こうした調査活動が、里やまに通うきっかけとなり、多くの方がホタルの舞う里やまを“身近な自然”として実感する大切な場となっています。

初夏の夕暮れ後、ホタルたちの優雅な飛行がはじまります。ホタルを探しに出かけると、意外な場所にもホタル舞う環境があるかもしれません。モニ1000では今年の夏に新しい調査サイトの募集も開始します。

ホタル舞う景色が、次の世代にとっても身近なものであり続けられるように、ぜひこの機会にモニ1000に参加し、里やまを守り伝える力になりませんか?

皆様からのたくさんのご応募をお待ちしております。

後藤なな エコシステムマネジメント室

「モニタリングサイト1000里地調査 新しい調査地と調査の担い手を募集!」

モニ1000では、5年ごとに新規の調査サイトを全国から募集しており、今夏には2018年度から調査を開始してくださる調査地(サイト)の募集をします。ホタル類のほか、植物相、チョウ類、哺乳類など9種類の調査から好きな調査を選び応募できます。詳細はこちらのウェブサイトをご覧ください。

新しい調査地を募集します!里山の自然を調べる全国調査

 

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