2024.02.02(2024.02.02 更新)
わぉ!わぉ!自然観察会「子どもの世界を広げよう!0.1.2歳からはじめる~親子自然観察会」を開催しました
ソニーグループ株式会社
対象:一般市民ファミリー子ども
貢献:愛知ターゲット自然の守り手拡大SDGs
日本自然保護協会(以下、NACS-J)は、生物多様性を守るため、一人でも多くの人に自然を好きになってもらいたいという想いから、ソニーグループ株式会社(以下、ソニーグループ)と協働して「わぉ!わぉ!生物多様性プロジェクト」を実施しています。
本プロジェクトでは「気づくことが、守ることに、つながる」をテーマに、ちょっとユニークな自然観察会を開催しています。
今回は「乳幼児からはじめる自然体験」をテーマに、NACS-Jが実施する「すべてのこどもに自然を!」プロジェクトと連動させた親子自然観察会を開催。秋の公園を舞台に、親子でできる身近な自然の楽しみ方や声かけの方法などレクチャーしました。当日は秋晴れで過ごしやすく、笑顔あふれる自然観察会となりました。
自然体験は、子どもの心身の成長を促すことは広く知られています。特に乳幼児期は、人間としての土台ができる重要な時期。この頃から、各ご家庭でできる身近な自然体験の方法はたくさんあります。
そこで今回は、乳幼児の親子を対象に、日常のなかに自然体験を取り入れるきっかけづくりを目的として開催しました。今回は短期間で50組以上の応募があり、関心の高さがうかがえました。
まずは室内でのレクチャー
講師で自然観察指導員の伏見勝さんより、「乳幼児期の自然体験の大切さ」や「親子で楽しむポイント」についてレクチャーいただきました。
「自然体験」「自然観察」というと少し難しく感じたり、具体的にどうすればよいのか分からない方が多いようでしたが、「子どもが興味を持ったものを、五感を使って一緒に観察する」「お父さんお母さんも興味をもって、その自然・子どもとの会話を楽しむ」という方法をお伝えすると、安心してうなずく保護者の方が多かったのが印象的でした。
レクチャーのあとは、公園へ!
グループに分かれて、まずは自己紹介からスタート。グループごとに自然観察指導員がつき、保護者の方へ「こういう時は、こんな声かけをするといいですよ」というレクチャーをしながら、公園を散策しました。
いつもなら通り過ぎてしまうかもしれない、都会の公園でも、意外といろんな自然がある・・・!そして、子どもたちはいろんな自然に興味をもつことが分かります。
落ち葉のギザギザにさわってみる子、目に入るものすべてに興味深々な子、見つけたものを教えてくれる子・・・!十人十色、気の向くままに、いろんな自然にふれあい、笑顔あふれる自然観察会になりました。
参加者の感想
- 自然観察というと難しい感じがしていて、お花を見たりドングリを拾ったりする程度しか思いつかなかったですが、「いつものお散歩」の延長で少し視点を変えると、こんなに楽しく遊べるのかと目からウロコでした。
- 子供だけではなく、親の私にも虫のことや子供への対応についてご丁寧に教えてくださり、子供はもちろん親子共にとても楽しく有意義な時間でした。正直私は虫はあまり好きではないのですが、カメムシを触った時の息子のキラキラした笑顔がとても印象的で、こんな体験を沢山させてあげたいと思いました。何よりも、親も一緒になって楽しむことが大切と教わりましたので、今後は苦手意識を少しずつ克服できたらなと思います。
- 子がとてもたのしそうで、参加させていただいてよかったです。特別な場所に行かなくても、子どもにとってたのしいことは身近にたくさんあるのだろうという気づきになりました。
- 身近な自然の楽しみ方、子供との接し方のコツを聞き、実際に体験することで、親として歩けなくても外遊びができることがわかりました。子供も楽しそうにしていたのでこれから積極的に外へ連れて行こうと思います。
- 子供が楽しんでいて、参加して本当に良かった。また子供への接し方も教えていただけたので、親としても満足度が高かった。なかなか自然を体験する子供イベントがないので、本当にありがたい。
※原文のまま掲載しています
ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました!
わぉ!わぉ!生物多様性プロジェクトでは、今後も「気づくことが、守ることに、つながる」をテーマに、ちょっとユニークで楽しい自然観察会を開催していきます。引き続きご注目ください。
※「わぉ!わぉ!生物多様性プロジェクト」は、ソニーグループと日本自然保護協会の協働プロジェクトです。
※本プログラムは、日本自然保護協会が実施する「すべてのこどもに自然を!プロジェクトの一環で開催しました。
公益財団法人日本自然保護協会 自然のちから推進部
担当:櫻井、志村、原田、三好、岩橋
03-3553-4101 wow@nacsj.or.jp