2020.02.03(2020.02.06 更新)
Green Gift地球元気プログラム「土のなかの生きもの博士になろう!」を八王子市長池公園で開催しました
東京海上日動火災保険株式会社
対象:ファミリー子ども一般市民
貢献:SDGs愛知ターゲット自然の守り手拡大
日本自然保護協会(以下、NACS-J)は、9月7日(土)に「東京自然教室・土のなかの生きもの博士になろう!」を八王子市長池公園で開催し、親子20名の参加者と一緒に、雑木林の落ち葉の下で暮らす「土のなかの生きもの」を観察しました。
NACS-Jは、東京海上日動「Green Gift 地球元気プログラム」に協力し、子どもたちに身近なところから環境について考え、行動を変えるきっかけをつくるために、東京都内の公園などで「東京自然教室」を開催しています。
9月7日(土)に「東京自然教室・土のなかの生きもの博士になろう!」を八王子市長池公園で開催し、20名の親子が参加してくださいました。
まずは園内を散策。涼しい林の中を歩いていると、さっそく子ども達からミミズを見つけたとの声が挙がりました。そこで「いま踏んでいる土の足の裏一個分に、どのくらいの生きものがいるでしょうか」とクイズタイムに。目には見えないけれど、たくさんの生きものがいることを知りました。
落ち葉がたくさん積もっている場所では、それぞれ葉っぱをめくって生きもの探しをしました。ムカデとヤスデの違いを実際に見て感じたり、アリやクモなどの小さな虫たちもたくさん見ることができました。
子ども達は何かを見つけるたびに講師の皆越ようせいさんへ見せに行き、興味深そうに話しを聞いていました。
長池まで歩いたあとは朽木のなかを観察しました。ホロホロと柔らかく崩れる表面をひとつ削るごとに、たくさんの生きものたちが顔を覗かせ、子ども達は皆越さんと一緒に夢中になって手を動かしていました。
珍しいミミズの卵を発見し、さらに孵化する瞬間を目の当たりにしたときは、大人も子どもも一緒になって赤ちゃんを見守りました。
お部屋に戻った後は、見つけた生きものたちについてさらに詳しくお話を聞きました。写真家でもある皆越さんの美しい写真と撮影時のエピソードもお聞きし、普段意識することのなかった土のなかの生きものの世界にすっかりのめり込みました。
参加した子どもたちは「虫たちが落ち葉とかを栄養にしてくれているのを、知りました」、「落ち葉がたくさんのところは、虫がいっぱいいるから、優しく歩くようにしようと思いました」と身近にある自然へさまざまな気付を得たようでした。
NACS-Jでは、今後も東京都内の公園や緑地で、次世代を担う子どもたちを対象に、「東京自然教室」など環境教育プログラムを展開していきます。
「GreenGift」プロジェクトとは
公益財団法人日本自然保護協会
自然のちから推進室 担当:大野
03-3553-4101 shizen@nacsj.or.jp