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2018.04.24(2018.04.26 更新)

サシバの保全の大切さをフィリピンの小学校でレクチャー。ノートとエコバックを寄贈しました。

三菱地所株式会社

対象:子ども

貢献:自然の守り手拡大日本の絶滅危惧種を守るSDGs愛知ターゲット

日本自然保護協会(以下、NACS-J)は、渡りをする絶滅危惧種の猛禽、サシバとその生息地の保全に力を注いでいます。

この度、サシバの一大越冬地であるフィリピンに担当が訪れ、フィリピン北部アダムス村の小学校でサシバの保全の大切さをレクチャーしました。また、NACS-Jの活動を会員として支えてくださっている三菱地所株式会社(以下、三菱地所)にご協力いただき、子どもたちにノートとエコバックを寄贈しました。


サシバは、里やまで人間の近くに暮らす、実は身近な猛禽類です。春から秋にかけて日本で繁殖をして、冬は東南アジアなどに渡っていきます。しかし、生息環境の悪化などで日本では絶滅危惧種Ⅱ類に指定され、絶滅の危機に瀕しています。そして、越冬地のひとつフィリピンでもサシバの密猟が問題になっており、少なくとも3500~5000羽ものサシバが日本へ向かう春の渡りの時期に密猟されていることがわかってきました。日本での生息環境の悪化とともに、フィリピンでの密猟がサシバにとって大きな脅威になっているのです。

NACS-Jでは、アジア猛禽類ネットワークとともに、国内での保全活動だけでなく、フィリピンでの活動にも力を注いでいます。地元で活動している保護団体とも協力して、現地の大学生や子どもたちをはじめとした住人、行政関係者などに向けて、サシバを守ることの重要性を伝えるセミナーや観察会を開催しています。

一番上の写真は、この3月にフィリピン北部アダムス村の小学校でサシバの保全の大切さをレクチャーさせていただいたときの様子です。

 

 

このレクチャーとあわせて、現地ではなかなか手に入れることのできないノートやエコバックを子どもたちに寄贈させていただきました。ご協力いただきました三菱地所の皆様、どうもありがとうございました。

NACS-Jでは、引き続き、日本国内とフィリピンにおいてサシバとその生息地の保全に力を注いでいきます。これからの活動にもぜひご注目ください。

 

※サシバについては、「絶滅危惧種・サシバはどんな鳥?」をご覧ください。

 


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自然のちから推進室 担当:岩橋、三好
TEL:03-3553-4101 Mail : shizen@nacsj.or.jp

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