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2006.07.01(2025.05.14 更新)

自然しらべ2006 夏休みに仮面ライダーをさがせ!「バッタ」

調べる対象:バッタ

自然しらべ2006「バッタの話」

自然しらべ2006 夏休みに仮面ライダーをさがせ!「バッタ」の結果概要がまとまりました。

近所の公園、草はら。目線を低くすると、飛び跳ねるバッタがいます。トノサマバッタは、仮面ライダーそっくり。どんなバッタがいるかで、自然の様子がわかります。
延べ参加者数 全国3,322人、902地点で、バッタをさがしました。多かったのはオンブバッタとショウリョウバッタ。一方、カワラバッタはとても少なかったです。 近所の公園・草はらで、目線を低くするとバッタが見えてきます。どんなバッタがいるかで自然のようすも見えてきます。

※実施時期:2006年7月1日~8月31日(終了)

自然しらべ2006「バッタ」とは

2006年の自然しらべは、バッタ。バッタは、知名度の高い昆虫です。でも、身近な場所にどんなバッタがいるのかということは、ふだん意識しないものです。身近な草はらにひっそりと暮らしている――バッタはそんな生きものかもしれません。

バッタには、たくさんの種類がいます。どの種類も姿がよく似ていますが、好みの草はらはバッタの種類によって異なっています。

バッタをしらべると、いままでとちょっと違った草はらの自然が見えてくるはずです。あなたのまわりではどうでしょう。どんなバッタがいるか、しらべてみてください。

なぜ「バッタ」なのか? ~バッタは自然のバロメーター~

バッタは、公園や河原などで出会う、夏のヒーロー。あなたの近所に、バッタはいますか?

日本には、バッタ科とオンブバッタ科をあわせて約80種のバッタがすんでいます(*亜種を含む)。 バッタは身近な昆虫ですが、よく似た姿をしている種類もたくさんあり、すべてを見分けるのはなかなかたいへんです。

そこで今回は、比較的見分けやすい7種に注目してみました。一見、同じような草はらでも、バッタの種類には違いがあったりします。人から見れば同じでも、バッタにとっては大きな違いがあるのかもしれません。

関東地方では、人のくらし方に連れて、バッタが減ったり増えたりしているらしいことが見えてきました。バッタの種類の違いは、その草はらを作り出している人の働きかけの違いによるのかもしれません。

バッタをしらべると、いままでとちょっと違った草はらの自然が見えてくるはずです。あなたのまわりではどうでしょう。どんなバッタがいるか、しらべてみてください。

バッタ自然度

0点 バッタはいない バッタにはあまり魅力がないようです。
バッタがくらせる環境づくりをみんなで工夫してみましょう。
1点 オンブバッタがいる かろうじてバッタがくらせる環境が残されています。ただしバッタには少し狭いようです。
まわりとつなげる、イネ植物を増やすなどの工夫をしてみましょう。
2点 ショウリョウバッタ、トノサマバッタ、クルマバッタモドキもいる。 バッタからみると広さはOKです。ただし、草はらに少し手を入れすぎかもしれません。
草はらの多様性を取り戻す工夫をしてみましょう。
3点 ショウリョウバッタモドキ、クルマバッタもいる。 バッタからみると、なかなかいい環境です。この草はらの多様さを大切にしていきましょう。
補正+1点 河原の場合:カワラバッタもいる。 川の自然の力が作用して、石ころだらけの河原が維持されている証拠です。

主催・協賛・協力

主催
協賛
  • サニクリーン
  • 第一製薬
誌面協賛 ※広告ページをご提供いただきました。

  • 日経サイエンス社
  • 「AERA」 朝日新聞社
  • 「一個人」 KKベストセラーズ
  • 「旅の手帖」 交通新聞社
  • 「岳人」 東京新聞出版局
  • 「ecomom」
  • 「読売ウイークリー」 読売新聞東京本社
  • 「Tarzan」「クロワッサン」 マガジンハウス
  • 「山と渓谷」 山と渓谷社
  • 小学館
学術協力
  • 内田正吉 (NACS-J自然観察指導員、日本直翅類学会会員、『減るバッタ 増えるバッタ』著者)
協力
  • 石森プロ
  • 東映
写真提供
  • 海野和男 (とびら・トノサマバッタ)
  • 伊藤信男 (中頁・種類別)
  • 内田正吉 (中頁・種類別)
調査マニュアル・広告デザイン
  • InterStudio Inc

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