2022.01.28(2022.01.28 更新)
赤谷の森でタムラ製作所の社員の皆さまと自然林再生ボランティアを実施しました!
株式会社タムラ製作所
対象:従業員
貢献:日本の絶滅危惧種を守るSDGs愛知ターゲット自然を活かした地域づくり自然の守り手拡大
日本自然保護協会(以下、NACS-J)の活動を会員として支えてくださっている株式会社タムラ製作所(以下、タムラ製作所)の社員の皆さまと、今回で4回目となるボランティア活動をNACS-Jの活動地「赤谷の森」で実施しました。感染症対策もしっかりと行い、17名の方にご参加いただきました。
※新型コロナウィルスの感染対策には細心の注意を払い活動していますが、写真撮影時のみマスクを外している場合がございます。
NACS-Jは、群馬県みなかみ町にある「赤谷の森」を舞台に、「赤谷プロジェクト」を実施しています。赤谷プロジェクトは、豊かな森、生物多様性の復元とともに、自然の恵みを活かした持続可能な地域づくりを目指す活動です。
タムラ製作所の皆さまにボランティアとしてサポートいただいているのが、管理の行き届かなくなった人工林を自然の森へ再生する活動です。今回で4回目の開催となる継続した取り組みになっています。
参加者の皆さまには「除伐」作業を行っていただきます。自然の森を再生するには、長い時間が掛かってしまうエリアがあります。そういったエリアにおいて少しでも成長速度をはやめることを目的としています。
特にコナラやブナなど、かつて赤谷の森を構成していた樹種を優先的に育てることを目指し、それらの木々の成長を妨げている他の植物を除伐します。
▲自然観察会の風景
▲晩秋の赤谷の森
今回は除伐作業を始める前に、周辺の自然環境を知るために自然観察を行いました。講師はNACS-Jの自然観察指導員でもある長浜陽介さん。活動地から少し歩いたところでは熊の食事の痕跡である熊棚や木を登った爪痕も観察できました。
▲除伐作業風景
▲モニタリング作業風景
作業開始時は先が見えないほど植物が生い茂っていました。11月中旬だったこともあり決して気温が高いわけではありませんが、少し汗ばみながら参加者全員で協力しながら作業しました。並行して前年植樹したコナラのモニタリング調査も実施。予想していたよりも順調に成長していることも確認できました。
▲作業後の風景
タムラ製作所の皆さま、ご参加いただいき本当にありがとうございました!
NACS-Jでは、今後も赤谷の森を舞台に生物多様性の復元を目指した自然林再生に取組んでまいります。引き続きご注目ください。
公益財団法人日本自然保護協会 自然のちから推進部
担当:原田、桜井、三好、志村、岩橋
03-3553-4101 shizen@nacsj.or.jp