2022.01.21(2022.01.24 更新)
群馬県みなかみ町で自然の香りを活かしたワークショップをシンガーソングライターのMiyuuさんと一緒に実施しました
エイベックス・マネジメント株式会社
対象:一般市民ファミリー子ども学生
貢献:SDGs愛知ターゲット自然の守り手拡大
日本自然保護協会(以下、NACS-J)は、1人でも多くの方に自然保護へと関心を持っていただけるようエイベックス・マネジメント株式会社所属のシンガーソングライターMiyuuさんと全国各地で取り組みを行っています。今回はNACS-Jの活動地、群馬県みなかみ町(以下、みなかみ町)で自然の香りを活かしたワークショップを一緒に行いました。
※新型コロナウィルスの感染対策には細心の注意を払い活動していますが、写真撮影時のみマスクを外している場合がございます。
みなかみ町はNACS-Jの主要な活動地のひとつです。生物多様性の保全と復元、自然を活かした持続的な地域づくりを目指す赤谷プロジェクトからはじまり、今ではみなかみ町全体が人と自然が共生しているエリアとして世界的に認められ、ユネスコエコパークに指定されています。
今回のワークショップは、Miyuuさんが実施していたクラウドファンディングのリターンの1つとしてNACS-Jと一緒に開催しました。Miyuuさんのクラウドファンディングは、バンで全国をまわりながら音源書籍の制作を目的としたもので、多くの方々のご協力を得て晴れて達成。NACS-Jの活動地もめぐりつつ、音源書籍ではNACS-Jの関係者や活動も紹介してくださる予定です。
ワークショップでは、「工舎澄み処」の山口長士郎さんにご協力をいただきました。山口さんは、赤谷プロジェクトをはじめ、NACS-Jが力をいれている「ライフスタイルと自然保護」の活動の協力者でもあり、赤谷の森の麓で自然を生かした伝統的な木組みの家づくりを実践されています。
みなかみ町の自然を活かした香りを体験するため、ヒノキの香りを例にワークショップを進めます。葉っぱや枝から香りを取り出してアロマにするための蒸留方法を学び、蒸留する前後の香りを比較。蒸留するだけで香りが全く変わることを実感することができ、特別な材料を使わなくても、身近にある自然の恵みでステキな香りのアロマが完成することを体験してもらいました。
同じ植物でも葉っぱの部分、幹の部分、枝の部分で香りが違います。選りすぐりの香をブレンドして世界にひとつ自分だけの香りをつくったらワークショップは終了です。一般に販売されているアロマでは体験することが絶対にできない、本当の自然を感じながら自分だけの香りの時間を楽しんでいただきました。
もちろん、ワークショップでは赤谷プロジェクトなどNACS-Jの活動も紹介。NACS-Jでは、こういう取組みを通して活動を広く知っていただくとともに、今回のワークショップのテーマである「香り」のように、普段の何気ないものでも自然と深いかかわりがあり、その自然を守ることの大切さを伝えていくことができればと考えています。引き続きご注目ください。
公益財団法人日本自然保護協会 自然のちから推進部
担当:志村、三好、櫻井、原田、岩橋
03-3553-4101 shizen@nacsj.or.jp