2021.11.10(2021.11.10 更新)
わぉ!わぉ!オンライン観察会で「夏の生きものをさがせ!ひなたの生きもの、ひかげの生きもの」を開催しました
ソニーグループ株式会社
対象:一般市民ファミリー子ども
貢献:自然の守り手拡大SDGs愛知ターゲット
日本自然保護協会(以下、NACS-J)は、生物多様性を守るために一人でも多くの人に自然を好きになってもらいたいという想いから、ソニーグループ株式会社(以下、ソニーグループ)と協働して「わぉ!わぉ!生物多様性プロジェクト」を実施しています。
この夏、「夏の生きものをさがせ!ひなたの生きもの、ひかげの生きもの」と題してオンライン観察会を開催しました。全国から参加してくださった皆さんが観察した生きものの写真を持ち寄り、写真を使ってオンライン上で観察をしました。
「わぉ!」という言葉は、自然のおもしろさや不思議に触れたときの感動を表したものです。
この「わぉ!」な感動を多くの人に伝え、みんなで共有することで「わぉ!わぉ!」という大きなムーブメントに育て、生物多様性の保全につなげていこうというのが「わぉ!わぉ!生物多様性プロジェクト」です。
しかし、現在は新型コロナ感染症が全国に広がって、どこかのフィールドに集まって一緒に「わぉ!」な感動をわかちあうことが難しい状況です。そこで、各自の発見を持ち寄ってみんなで共有してみようと今回のオンライン観察会を企画しました。
プログラムは2回に分けて行いました。
1回目
相模原市立博物館学芸員の秋山幸也さんにミニレクチャーをしていただきました。今回の観察テーマである「ひなたの生きもの、ひかげの生きもの」とは、いったいどんなものなのかというヒントをお伝えし、次回までにどこでどんなものを見つけたいかイメージを膨らませてもらいました。そして、お盆休みの間に、参加者の皆さんには各自でおうちの近くで観察をしていただき、見つけた生きものを写真に撮って送っていただきました。
2回目
数家族ごとの班に分かれ、それぞれの班でNACS-J自然観察指導員のリードのもと、持ち寄った写真をじっくり見ながら、写真を使った観察会が展開されました。
庭で見つけたピンク色のバッタ、何度も挑戦してやっと釣り上げた大きなアメリカザリガニ、ベランダのブルーベリーを狙いに来るヒヨドリ、おうちの水田でよくみられる大好きなアカハライモリなど、子どもたちらしい視点と構図の写真がたくさん集まりました。
見つけたときのエピソードや不思議に思ったことなど、会話はワイワイと弾み、写真だからこそ、小さなものでも大きく拡大してみんなで同時に見ることができたり、動きのある瞬間もじっくり見ることができるといった楽しみを発見できました。
最後に、各班から報告をしてもらい、全員で共有しながら講師の秋山さんに講評していただきました。
都会の住宅街やマンションのベランダでの観察写真や、自然豊かな地域からの「うちのたんぼ」で観察した写真など、全国各地の生きものの話題を共有することができてオンラインならではの楽しい観察会となりました。
わぉ!わぉ!自然観察会
~夏の生きものを探せ! ひなたの生きもの、ひかげの生きもの ~
※「 わぉ!わぉ!生物多様性プロジェクト」は、ソニーグループと日本自然保護協会の協働プロジェクトです。
公益財団法人日本自然保護協会 自然のちから推進部
担当:志村、三好、櫻井、原田、岩橋
03-3553-4101 shizen@nacsj.or.jp