2021.08.31(2021.09.01 更新)
千葉県のイオンモールで砂浜ムーブメント。砂浜ノートの楽しみ方講座やワークショップを実施しました
イオンモール株式会社
対象:一般市民ファミリー子ども学生
貢献:SDGs愛知ターゲット自然の守り手拡大
日本自然保護協会(以下、NACS-J)は、多くの企業や団体の皆さまと連携して、自然海岸の減少や海ごみの問題など、海や砂浜が直面している課題の解決を目指して「全国砂浜ムーブメント2021」(以下、砂浜ムーブメント)を主催しています。
この度、イオンモール株式会社(以下、イオンモール)とのコラボレーションにより、千葉県内のイオンモール3ヵ所で砂浜ムーブメントのアクションを実施しました。当日はたくさんの親子が参加してくださり、砂浜ノートやワークショップを通して、海や砂浜の魅力や課題を楽しく学ぶ1日になりました。
SDGs14番の目標に「海の豊かさを守ろう」とあるように、持続可能な社会を目指すためには、美しく豊かな海の自然環境を守り続けることが欠かせません。ところが、今、自然海岸の減少や海ごみの問題をはじめ、海や砂浜の自然環境は危機的な状況です。
NACS-Jは、環境月間中の6月、イオンモールと連携して、イオンモール銚子店、幕張新都心店、木更津店の3か所を会場に砂浜ムーブメントのアクションを実施しました。当日はNACS-Jとイオンモールのコラボレーション特別仕様の砂浜ノートを使って海や砂浜の魅力や課題を学びつつ、マイクロプラスチック探しや貝殻リースづくりのワークショップも実施して楽しみながら理解を深めてもらいました。
▲砂浜ノートを熱心に読んでくれる男の子
砂浜ノートは、大人はもちろん、小学生でも理解できる内容になっています。海ごみなどの課題だけでなく、砂浜にくらす植物や貝殻のこと、砂つぶのこと、ビーチコーミングのことなど、砂浜の魅力もたくさん学べるノートになっており、皆さん熱心に読んでくれていました。
▲マイクロプラスチック探しワークショップに取組んでいる様子
マイクロプラスチック探しワークショップでは、実際に千葉県の九十九里浜の砂を使いました。一般的に5mm以下になってしまったプラスチックをマイクロプラスチックと呼びますが、海や砂浜のマイクロプラスチックの問題も非常に大きな問題になっています。ワークショップでは、砂のなかに混ざってしまっているマイクロプラスチックの多さを実感してもらいました。
▲砂に混ざってたいろんな色のマイクロプラスチック
▲海ごみクエストワークショップに取組んでいる様子
海ごみクエストワークショップでは、海編と陸編、2つのワークシートを使って、どこからごみがやってきて自然環境にどういう悪影響を与えているのかを学びました。自分たちの暮らしと重ね合わせることで、普段の何気ない生活が実は海ごみの原因になってしまっていることを体験してもらいました。
貝殻リースづくりワークショップに取組んでいる様子
貝殻リースづくりワークショップは、実際に千葉県の富津岬にある下洲海岸に打ちあがっていた貝殻やビーチグラスなどを使って取組みました。同じ名前の貝でも色やカタチが違ったり、貝を食べてしまう貝があることなど、貝殻から見えてくる生物多様性を実感してもらいながら取組んでもらいました。
▲顕微鏡を覗き込んで砂浜の砂つぶの違いを実感してくださった親子
イオンモール木更津では全国10か所以上の砂浜の砂を顕微鏡で観察できるスペースも設置しました。砂は砂でも実は砂浜ごとに違いがあることを実感してもらいました。
今回の取組みでは、3ヵ所あわせて73家族192名の親子が参加してくださいました。ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。
砂浜を守る3つのアクション
- 砂浜ノートを子どもたちに届けよう!(目標は5万人)
- 砂浜のいきものをしらべよう!(目標は5000データ)
- 砂浜や街中でごみを拾おう!(目標は200万個)
砂浜ムーブメントの特設サイト&チラシ
全国砂浜ムーブメント特設サイトはこちら!
チラシのダウンロード(PDF/854KB)
企業・団体様へ
砂浜ムーブメントは、多くの企業や団体の皆さまと連携して実施しておりますが、現在も、ご支援、ご協力いただける企業や団体の皆さまを募集しています。海や砂浜の自然環境の問題の解決を目指してNACS-Jと連携しませんか!?ご連絡お待ちしております。
企業連携専用のお問合せフォーム
※砂浜ムーブメントで連携している企業や団体様は、特設サイトにロゴを掲載させていただいております。>>こちらをご覧ください。
公益財団法人日本自然保護協会 自然のちから推進部
担当:志村、三好、櫻井、岩橋
03-3553-4101 shizen@nacsj.or.jp