2023.02.17(2023.02.27 更新)
「第8回わぉ!な生きものフォトコンテスト」のグランプリを発表 全国各地で写真展を開催予定
公益財団法人日本自然保護協会は、ソニーグループ株式会社との協働事業「わぉ!わぉ!生物多様性プロジェクト」として「第8回わぉ!な生きものフォトコンテスト」を開催し、グランプリほか入選作品を発表しました。
「第8回わぉ!な生きものフォトコンテスト」グランプリ発表(PDF/1.4MB)
公益財団法人日本自然保護協会(理事長 亀山章、以下NACS-J)は、ソニーグループ株式会社(以下、ソニー)と協働する「わぉ!わぉ!生物多様性プロジェクト」の活動を通じて、生物多様性保全の普及啓発を行っています。「わぉ!な生きものフォトコンテスト」は、写真を通じてみなさんの感動体験を多くの人とわかちあい、生物多様性の重要性を伝えたい、そんな想いで開催しています。第8回となる今回は、1048点の応募作品が534人の方から寄せられました。特別審査員の茂木健一郎さん(脳科学者)とともに審査を行い、グランプリはじめ入賞作品計25件をWEBで公表しました。
入選 ※受賞者名はペンネームを含みます。
わぉ!グランプリ
[賞品:デジタルスチルカメラサイバーショット®『RX100 VII』(DSC-RX100M7G)]
作品名「干潟の大一番」 受賞者:鳥海 貴之
エピソード:有明海に面した干潟では、だれでも耳にしたことのある、有名なムツゴロウが沢山生息していますが、ほかにも干潟にはムツゴロウだけでなく、カニなど他の生物も沢山生息しています。この写真は、干潟のあちこちで繰り広げられている、ムツゴロウの激しい縄張り争いの場面ですが、すぐヨコでまるで行司のように見ているカニがいることで、ユーモラスで楽しいシーンになりました。
一つひとつの生きものが、それぞれの存在感を示しながら、全体として絶妙な配置になっています。鳥取砂丘を舞台に、人が劇的に配列された写真で世界的に知られる植田正治の作品を連想させます。アートとしてすぐれているだけでなく、ムツゴロウの縄張り争いという営みを的確にとらえ、カニが写っていることで、自然の中での種を超えた共生のあり方、生物多様性の姿まで示唆してくれるようです。くっきりとした干潟の近景と、ぼやけた遠景のコントラストの中に、躍動する生きものの形と動きがとらえられているのも見事です。撮影機材の性能の進化、高度化は目覚ましいですが、その潜在力を引き出すのはカメラを構える人の「眼」と「心」なのですね。
わぉ!博士賞 2名
[賞品:デジタルカメラ『VLOGCAM™ ZV-1G』]
作品名「翼を休めるエンジェル」(辻 巖)
作品名「小さな宇宙」(カズキ)
わこちゃん・おっくん賞 4名
[賞品:自然観察グッズ]
- 「これなーに!?」(とまと)
- 「煌めく命と干せない洗濯」(きむら こうすけ)
- 「なんじゃこりゃぁあ!」(伴博之)
- 「たたり神あらわる」(塩入直也)
佳作 18名
[賞品:粗品]
開催概要
入選作品はこちらのサイトでご覧いただけます。
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/csr/eco/spotlight/waowao/photocontest.html
写真展の開催情報はFacebookページで発信してまいります。
https://www.facebook.com/wow.wow.biodiversity.project/
「わぉ!わぉ!生物多様性プロジェクト」とは
生物多様性を守るには多くの人が自然を好きになることが大切。その想いから、NACS-Jとソニーが2015年に協働して立ち上げたプロジェクトです。自然観察会や保全活動などの自然に触れる「体験」と、フォトコンテストやFacebookによる発見や感動の「共有」。この2つの側面から、多くの方に自然のおもしろさや大切さを伝えています。
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/csr/eco/spotlight/waowao
本リリースに関するお問合せ
日本自然保護協会 自然のちから推進部 櫻井
メールアドレス: wow@nacsj.or.jp
電話:03-3553-4101FAX:03-3553-0139