日本自然保護協会は、生物多様性を守る自然保護NGOです。

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2021.06.04(2021.06.23 更新)

自然保護もDX! アプリを使って、生きもの調査&ごみ拾い 「砂浜ムーブメント2021」開催

 公益財団法人日本自然保護協会(東京都中央区、理事長:亀山 章 、以下NACS-J)は、いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」を運営する株式会社バイオーム(京都市下京区、代表取締役 藤木庄五郎)と、科学技術の力であらゆる環境問題を克服する株式会社ピリカ(東京都渋谷区、代表取締役:小嶌不二夫、以下ピリカ)とともに、アプリを使って誰でも簡単に楽しみながら本格的な生きもの調査やごみ拾いに参加できる「砂浜ムーブメント2021」を 5月30日(ごみゼロの日)から12月31日まで開催します。


「砂浜ムーブメント2021」プレスリリース

 

21世紀末には、日本の砂浜の9割が半分以上の面積を失い、6割は完全に消失するという予測

 日本は海に囲まれた島国で、砂浜は馴染みのある景色の一つです。しかし砂浜には、海を漂った大量の海ごみが打ち寄せ続けると同時に、年々、砂の減少が続く深刻な状況にあります。世界の海洋中には1億5,000万トンを超えるプラスチックが存在し、毎年新たにジャンボジェット5万機分(800万トン)のプラスチックが海ごみになっていると考えられています。また、地球温暖化や河川・海岸のコンクリート化などの影響により、日本の砂浜は21世紀末には9割が半分以上の面積を失い、6割が完全に消失するという予測さえあります。ウミガメのように砂浜がなくては次世代を育めない生きものたちへの影響はもちろん、私たちの食や文化、レクリエーションなど暮らしへの影響も計り知れません。
 

海と陸の豊かさを守るSDGs目標14と15への貢献

 2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な開発目標(SDGs)では、海の生きものの保全を目指した目標14 ターゲット14.2において「2020年までに、海洋及び沿岸の生態系に関する重大な悪影響を回避するため、強靱性(レジリエンス)の強化などによる持続的な管理と保護を行い、健全で生産的な海洋を実現するため、海洋及び沿岸の生態系の回復のための取組を行う」とされています。また、陸の生きものの保全を目指す目標15ターゲット15.5では、「自然生息地の劣化を抑制し、生物多様性の損失を阻止し、2020年までに絶滅危惧種を保護し、また絶滅防止するための緊急かつ意味のある対策を講じる」とされています。日本の海岸には、約7000種類の貝が暮らし、約280種類の海岸植物が生息しているとされます。現在各目標の達成状況は計測されている最中ですが、砂浜の保全は、こうした生きものが暮らす生態系を守るため、引き続き重要と考えられます。

 そこでNACS-Jでは、昨年に引き続き「砂浜ムーブメント」を開催し、日本の海や砂浜を守るために、以下の3つのアクションを呼びかけます。

砂浜ノートで環境を知る。アプリを活用して自然と触れ合い、ごみ拾いをしよう!

 

Act.1.砂浜ノートを子どもたちに届けよう!

 陸の自然に比べると、海や砂浜の生きものやしくみを知る機会や資料はとても少ないのが現状です。そこでNACS-Jは、海や砂浜のことを楽しく学べる特製の「砂浜ノート」を作成しました。昨年、クラウドファンディングによって増刷させていただいた5万部を、今年は全国の子どもたちにお届けします。お子様のいる家庭や、自然観察会やビーチクリーン、学校の授業や自由研究などにも活用いただいています。「砂浜ノート」は申込み先着順に、希望部数を無料でお送りしています。在庫が切れ次第終了となります、ご了承ください。申し込みは以下より受付中です。
 



砂浜ノートお申し込みフォーム

 

Act.2.砂浜の生きものをしらべよう!~自然しらべ2021~

 砂浜なんて砂しかないと思われがちですが、「砂浜ノート」でもご紹介しているように、砂浜ならではの生きものが暮らす世界が広がっています。砂浜で植物や貝など生きものを見つけたら、写真を撮って、生きものアプリ「BIOME(バイオーム)」に投稿してください。名前がわからなくても、AIが名前を推測してくれるので、誰でも気軽にご参加いただけます。投稿された生きものデータは、NACS-Jが海や砂浜の自然環境を保全するために活用します。今年は砂浜の植物をはじめ5000件の投稿を目指しています。ご協力をお願いしています。
 
<いきものコレクションアプリ「Biome」のダウンロード方法>
App storeまたはGoogle playで「バイオーム」で検索またはQRコードをご利用ください。


 
iPhoneからダウンロード

Androidからダウンロード
 
 
 
 
 
 

Act.3.砂浜や街中でごみを拾おう!

 ごみ拾いSNS「ピリカ」とも連携し、身近な場所でのごみ拾い活動も展開します。プラスチックごみは、海に沈んだり小さなマイクロプラスチックとなると、回収が困難です。ごみが海に届く前に、街中など身近な場所で回収することが重要です。ごみを拾ってピリカに投稿すると、全国でごみ拾い活動をしている仲間から、たくさんの「ありがとう」やコメントが届き、仲間と交流しながら楽しくごみ拾いできます。ピリカのイベントページ「全国砂浜ムーブメント2021」にお申込みのうえご参加ください。今年は、全国で200万個のごみを、海ごみとなる前に回収することを目指しています。

<ごみ拾いSNS「ピリカ」のダウンロード方法>
App storeまたはGoogle playで「ピリカ」で検索またはQRコードをご利用ください。


 
iPhoneからダウンロード

Androidからダウンロード
 
 
 
 
 
 


 昨年に続き、新型コロナの影響で自由に外に出られない子どもたちも少なくありません。砂浜ムーブメントのアクションは、3密を避け、家族だけでも、一人でもできるものばかりです。特製の「砂浜ノート」で海や砂浜のことを楽しく学びながら、ゲーム感覚で楽しく気軽に砂浜の生きもの調査やごみ拾いに参加してみませんか。お子様との外遊び、夏休みの自由研究、学校の課題などにも最適です。詳細は特設サイトにて順次公開してまいります。

砂浜ムーブメント
開催概要
主催:公益財団法人日本自然保護協会
共催:株式会社バイオーム、株式会社ピリカ
日時:2021年5月30日(日)ごみゼロの日〜12月31日(金)
開催場所:全国どこからでも参加可能。イベントについてはwebサイトでご案内します。
参加対象:どなたでも参加可能
参加費:無料
参加方法:上記の興味のあるアクションにオンラインで自由に参加。

参考

■公益財団法人日本自然保護協会について

 自然保護と生物多様性保全を目的に、1951年に創立された日本で最も歴史のある自然保護団体のひとつ。今年は創立70周年。会員2万4千人。ダム計画が進められていた尾瀬の自然保護を皮切りに、屋久島や小笠原、白神山地などでも活動を続けて世界自然遺産登録への礎を築き、今でも日本全国で壊れそうな自然を守るための様々な活動を続けています。「自然のちからで、明日をひらく。」という活動メッセージを掲げ、人と自然がともに生き、赤ちゃんから高齢者までが美しく豊かな自然に囲まれ、笑顔で生活できる社会を目指して活動しているNGOです。山から海まで、日本全国で自然を調べ、守り、活かす活動を続けています。

■株式会社バイオームについて

 世界中の生物・環境をビッグデータ化し「生物多様性市場」を創り出す事を目指し、2017年に京都大学技術イノベーション事業化コース最優秀賞の受賞を経て、2017年5月に設立された京都大学発のベンチャー企業です。SDGsの社会的ニーズを背景に生物の分布データを取り扱った生物情報プラットフォームを構築し、情報収集ツールとして、いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」を提供しています。2018年6月には、経済産業省が92社を選定した『J-Startup』の1社にも選ばれています。
https://biome.co.jp/

■株式会社ピリカについて

 科学技術の力であらゆる環境問題を解決することを目指し、2011年に大学の研究室で非公式のプロジェクトとして始まり、同年に法人化しました。様々な環境問題の中でも、一歩目としてごみ(特にプラスチック)の自然界流出問題に注力しています。ごみ拾いSNS「ピリカ」は個人をはじめ、導入企業・自治体・団体は800を超え、現在108カ国から累計1億8千万個以上のごみが拾われています(2021年6月4日現在)さらに、画像解析技術による広範囲のポイ捨て状況調査サービス「タカノメ」や、マイクロプラスチック調査サービス「アルバトロス」を通じて、海洋・陸のごみの流出状況をオープンデータで発表し、課題発見と解決に向けた協業・連携を展開しています。2021年環境スタートアップ大臣賞受賞。
https://corp.pirika.org/