日本自然保護協会は、生物多様性を守る自然保護NGOです。

  • 文字サイズ

メディアの方へ/プレスリリース

Home メディアの方へ/プレスリリース 記事一覧 大船渡市吉浜地区で計画されている大船渡荒金山・大窪山太陽光発電所事業の計画に対して要望書を提出しました

2020.03.26(2020.03.26 更新)

大船渡市吉浜地区で計画されている大船渡荒金山・大窪山太陽光発電所事業の計画に対して要望書を提出しました

公益財団法人日本自然保護協会(会員約2万4千人、理事長 亀山 章)は、大船渡市吉浜地区で計画されている大船渡荒金山・大窪山太陽光発電所事業(事業者:自然電力株式会社、発電容量:計29.4メガワット、事業面積:計80ha、以下本事業)に関して、岩手県知事、大船渡市長、事業者に対して、自然環境保全の立場から、拙速に開発の手続きを進めずに4月から施行される条例アセスにしたって調査と評価を行うことなどを要望しました。

 

指摘した問題点

  • 計画地の地域は、イヌワシの繁殖生息環境の可能性が高く、安易に開発を行うべきではない。
  • 大窪山地区は五葉山県立自然公園第三種特別地域に指定され地形・動物・植物の保護が求められている。
  • 大窪山地区は、明確な地すべり地形が認められ、土地改変は下流部への災害を引き起こす可能性がある。
  • 荒金山地区には湿地が含まれ、希少な湿生植物が生育している可能性がある。

 

要望内容

  1. 岩手県は、事業者による林地開発許可申請や自然公園法の開発許可申請を厳格に審査すること。またアセス条例の対象事業として事業者に指導し厳格に審査すること。
  2. 大船渡市は、現地の土地所有者として自然環境の保全に責任を持つ立場から、自然地形、動物、植物の保全に努め、市民からの意見や要望を反映した判断を行うこと。
  3. 自然電力株式会社は、拙速に開発の手続きを進めず、本事業の立地の見直しや中止を柔軟に検討すること。規模を見直し事業をすすめる場合でも、アセス条例による調査と評価を科学的に行うこと。また、大窪山南西斜面の予定地においては、現地での地形調査、地表変動調査、地下水調査および土質調査を行い、地すべり災害の危険性について評価を行うこと。

 

詳細は、添付の要望書・図版を参照ください。

202003_大船渡市太陽光発電事業要望書(164KB)

202003_大船渡市太陽光発電事業_図表一式(606KB)

 

 

■ 本リリースに関するお問合せ ■

日本自然保護協会 保護部 大野正人

Tel: 03-3553-4101
Email: ohno@nacsj.or.jp
〒104-0033 東京都中央区新川1-16-10 ミトヨビル2F