日本自然保護協会は、生物多様性を守る自然保護NGOです。

  • 文字サイズ

自然観察指導員

Home 自然観察指導員 お知らせ ネイチュア・フィーリング実践テキスト出版販売のお知らせ

2020.12.18(2021.02.05 更新)

ネイチュア・フィーリング実践テキスト出版販売のお知らせ

お知らせ

専門度:専門度3

自然と人が触れ合う写真

テーマ:環境教育人材育成自然観察ツール

皆さんは「ネイチュア・フィーリング」という言葉を聞いたことがありますか?また、この言葉を聞いたとき、どんな想像をしますか。

ネイチュア・フィーリングは参加者の個性と感性を引き出し、自然から直接学ぶ自然観察の考え方と手法です。自然観察指導員の皆さんはもちろん、NACS-Jがすすめてきた自然観察会の基礎となるものとして、全ての自然系指導者にお伝えしたいものです。

この度、日本自然保護協会ではネイチュア・フィーリングのテキストを作成しました。このテキストでは、ネイチュア・フィーリングが創設された1988年から30年以上続けてきた経験を活かし、「五感で自然を観るコツは?適した場所は?観察の観点は?参加者に気づきを促すリーダーの工夫は?」といった実践的な内容に焦点をあてています。2日間のネイチュア・フィーリング研修会の内容を骨格にしつつ、研修では話しきれない内容の他、全国7箇所での指導員による実践事例の紹介、参加者目線でのネイチュア・フィーリング自然観察会のレポート等も掲載しています。

参加者主体で気づきを引き出し、五感で観察を深めるには、一方的な解説ではなくリーダーのふるまいが肝になってきます。

例えば、本紙 第四章の「リーダーの役割」にはこういった内容があります。

~観察を促すときは、「観察してください。」と指示するのでなく、
例えば、「あっ、こんなところに苔が生えている。苔は地面より冷たいのかな?」などと、
自分が率先して触れることで、周りの人の行動を“誘って”みよう。~

このように、ちょっとした工夫によって、印象的な観察会になるのではないでしょうか。

ベテランの指導員の方も初心の方も、本紙を読んで、五感で気づき、参加者の個性でさらに発見が広がる自然観察会を開きませんか。

今回、テキストの出版を記念し、1月には出版記念講演会として、執筆者が登壇してネイチュア・フィーリングの要点や、テキスト作成への思いをお伝えします。
テキストを購入された方は出版記念講演会に無料でご参加いただけます。ぜひご参加ください。

ネイチュア・フィーリング実践テキスト出版記念講演会のお知らせ

 

テキスト詳細と購入のご案内

現在、事前申し込みを受け付け中です。事前申し込みをされた方には、テキストが完成し次第、発送致します。

ネイチュア・フィーリング
多様な個性で広がり五感で深める特別な自然観察会
B5サイズ・約100ページ(予定)
表紙はフルカラー、マット加工(擦れや水に比較的強い)
中身はモノクロ
価格:1,650円(税込)
送料:指導員・会員の方は無料非会員の方は購入冊数によらず一注文につき400円
2020年12月中旬から頒布予定
現在、NACS-Jでは新型コロナの感染症予防対策として出勤率を抑えている関係で、テキストを半月毎に発送させていただいております。1月27日以降にお申込みされた方は、最大で20日程度お待たせしてしまうことがございます。お待たせして恐縮ですがどうかご理解いただけると幸いです。

テキスト購入のお申し込み

こちらからテキスト購入の事前お申し込みができます。

ネイチュア・フィーリング実践テキストの事前お申し込みフォーム

(注)テキスト購入と講演会の申し込みは別のフォームです。講演会については最下記リンク先をご参照ください。

 

目次(予定)

はじめに

第1章 フィールドワーク ネイチュア・フィーリングを体験しよう

はじめに
テーマ1.ヒマラヤスギを観察し樹木の構造を考えよう
テーマ2.スズカケノキの春の芽吹きや花を観察しよう
テーマ3.樹木の芽吹きを観察して、枝や葉の成長を時間軸で考えよう
テーマ4.森を五感で感じよう

第2章 ネイチュア・フィーリングとは

1.ネイチュア・フィーリングの目的
2.ネイチュア・フィーリングの本質
3.からだが不自由な人とともに進める自然観察会を、なぜ、ネイチュア・フィーリングと呼ぶことにしたのか
 【コラム】五感で自然を感じる「ネイチュア・フィーリング」

第3章 五感を使って自然を観察する

1.視覚以外の感覚を目覚めさせる
2.五感をフル活用する観察会
3.触覚による観察
 【コラム】タンポポの花と茎
4.耳を澄ませて観察する
 【コラム】木ゆすり法
5.においに注目する
 【コラム】リンゴジュースの木
6.観察を深め、感動を共有するための対話
7.観察をもとに、自然のしくみを考えよう
 (「第1章 フィールドワーク」の4つのテーマを題材に)

第4章 ネイチュア・フィーリング自然観察会の計画と運営

1.観察テーマ・場所・時間
2.観察の観点
3.リーダーの役割
4.臨機応変の対応の必要性
5.コミュニケーションのポイント
6.きめ細かな安全対策
7.ネイチュア・フィーリング自然観察会の運営
 【コラム】リーダー体験記

第5章 からだの不自由な人との自然観察会で必要な配慮

1.障害について
 【コラム】自然観察会活動との出会い「とにかく自然が好きなので」
2.からだの不自由な人との自然観察で心がけてほしいこと
 はじめに―最も大切な対話と共有-
 (1)目の不自由な人との自然観察のために
 【コラム】風景をみることの大切さ
 (2)耳の不自由な人との自然観察会のために
 (3)車椅子を利用している人との自然観察会のために

第6章 ネイチュア・フィーリング自然観察会の実践事例

 ① 盲学校の高校生とともに「森をみる」-夏季学校での触って感じる自然観察-
 ② 新宿御苑で27年間続いている 毎月のネイチュア・フィーリング
 ③ 目の不自由な人達と24年間地域ローテーションで開催している自然観察会
 ④ 自然観察指導員講習会同期生で発足した ”のんびり、ゆっくり” のこだわり観察会
 ⑤ 自然の意外な表現が溢れる 小学生とのネイチュア・フィーリング観察会
 ⑥ 赤ちゃんも参加する 五感を使った田んぼの観察会
 ⑦ SDGsに自然観察会はどう貢献できるのか
 編集担当職員よりコメント 

参考第1章 障害に関する国内外の動きと障害についての考え方
 (1)共生社会を目指す日本の動き
 (2)障害に関するWHO国際基準
参考第2章 ボランティアとは
参考第3章 自然を大切にすることを踏まえたユニバーサルデザイン
【コラム】人にやさしい公園とは

資料
1.ネイチュア・フィーリングの創設者の講義録
2.ネイチュア・フィーリング研修会一覧
3.ネイチュア・フィーリング研修会のプログラム一例紹介
4.参考図書

おわりに
索引

 


記念講演会についてはこちら

ネイチュア・フィーリング実践テキスト出版記念講演会のお知らせ