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2018.08.10(2018.08.10 更新)

全国の自然観察指導員の皆さま ~自然観察指導員40周年を迎えて~

お知らせ

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自然観察指導員が誕生して今年で40年を迎えました。全国の仲間と歩んだこの40年間、自然観察指導員の活躍は日本の自然保護に多くの成果をもたらしました。これは日本自然保護協会にとって大きな誇りです。全国8,552名の自然観察指導員のお一人おひとりに、そして各地の指導員連絡会の皆さまに、事務局一同深く感謝申し上げます。

 

自然観察指導員講習会が始まった1978年は、高度経済成長期は終わったものの各地で開発問題が頻発していました。自然の価値を伝え自然保護を実践する仲間を増やしたいという思いから、第1回の講習会が7月に開催されました。それから40年を経た今年、講習会の開催数は548回を数え、受講者は累計3万人に達する見込みです。

現在、全国の自然観察指導員によって、年間のべ130万人の方々を対象にして自然観察会が行われています(2016年NACS-J調査より)。全国で自然観察会を広め、「自然観察」という言葉が社会に定着したことは、活動の成果の最たるものです。今では世界遺産となった白神山地や小笠原の保全、熊本県球磨川での国内初の本格的なダム撤去、埼玉県全域での侵略的外来種の分布調査、大分県のタデ原や福井県の中池見湿地のラムサール条約湿地登録、千葉県の小学校でののべ6万人の児童への自然観察会、これらはすべて自然観察指導員が関わってきた活動です。このような「自然観察からはじまる自然保護」の成果は数えきれません。

それでもなお、生物種の地域絶滅は加速し、自然体験の乏しい世代が増加し、人口と共に自然保護の担い手も減りつつあります。自然保護の実現には皆さまの力がこれまで以上に必要です。引き続き全国で共に活動くださいますようお願い申し上げます。

 

公益財団法人 日本自然保護協会
理事長 亀山 章
事務局職員一同

【 参考資料 】

年表:指導員の40年間の歩み(143KB)
付表:NACS-J自然観察指導員講習会の記録(573KB)