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2020.12.27(2021.01.01 更新)

【配布資料】今日から始める自然観察「雲を10種類に 分けて観よう!」

読み物

専門度:専門度2

テーマ:自然観察ツール

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【今日から始める自然観察】雲を10種類に分けて観よう!(PDF/1.4MB)
<会報『自然保護』No.579より転載>
このページは、筆者の方に教育用のコピー配布をご了解いただいております(商用利用不可)。ダウンロードして、自然観察などでご活用ください。

外出できない日も、空の雲はベランダからでも観察できます。その雲はどれくらいの高さを漂っているのでしょう? どんな形? 同時に何種類もの雲が見られるときもあります。

岩槻秀明 自然科学系ライター 気象予報士)


捉えどころのないものの象徴とされる雲。いざ分類するとなるとさぞかし厄介なのかと思いきや、実はすべての雲はたったの10種類(十種雲形)にまとめられます。十種雲形を基本とし、特筆すべき形状や共通する特徴から、必要に応じてさらに細かく分類します。

十種雲形は、雲の発生高度、形状、降水の有無という3つの視点をもとにしており、それがそのまま名前にも反映されています。名前の「巻」と「高」は発生高度です。また「積」はもくもくと上に成長する傾向を、「層」は横にべったり広がる傾向を表します。降水を伴うのが普通である雲には「乱」という字が使われています。ただ「乱」の字のない雲でも降水を伴うことがあります。

巻積雲や高積雲は、たくさんの小雲をびっしりと敷き詰めたような姿をしています。これは上下方向の温度差を解消しようと発生した空気のかき混ぜ(対流)によるものです。この対流は規則正しく並び、上に向かう流れのところに雲ができるため、斑点模様になります。個々の小雲はもくもくと上に成長するため「積」の字があります。

 

雲の正体は氷? 水?

雲を構成する粒子は、氷晶(氷の結晶)、あられ(氷の粒)、水滴の3つです。

氷晶からなる雲は、太陽や月の光を屈折・反射し、ハロと呼ばれる光の現象をもたらします。巻雲、巻層雲は氷晶のみで構成される雲です。積雲や積乱雲のうち、厳冬期にできるものや、発達しきったものの中にも、氷晶ができることがあります。

その場合は、積雲・積乱雲であっても輪郭はもくもくとせず、ぼやけて毛羽立ったような感じになります。なお積乱雲の内部では、あられが激しくぶつかり合っており、そのときにできる静電気が雷のもととなっています。

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