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2017.11.07(2017.11.07 更新)

ジュゴンが暮らす辺野古の護岸建設着手

日本自然保護協会は辺野古大浦湾の生物多様性保全のために活動を続けています。

ジュゴンが暮らし、ウミガメやアジサシが産卵し、多くのサンゴが暮らすこの豊かな海は、一度失われれば決してもとに戻すことができません。そんな場所で、新たに護岸建設が着手されました。

この事態に、保護室安部の科学的調査に裏付けられたコメントが沖縄タイムスに掲載されました。


今回着工された護岸予定地はどんな場所にあるのか。豊かな海草藻場を遮るように造られるのがK1護岸だ。自然保護協会が約10年調査していた海草藻場の密集地で、環境省もジュゴンの食み跡やふんを確認したことがある。失えばジュゴンはもう戻れない。
N5護岸は岬の突端にかなり近く、大浦湾の入り口に位置する。海流に影響が出かねず、それが招く周辺の生き物の生息環境の変化は計り知れない。例えばサンゴの白化は高水温だけでなく、海流の速度が遅ければ白化が進む可能性がある。ウミガメやアジサシが産卵に使う砂場も失われかねない。
沖縄防衛局は希少なサンゴの移植許可を待たずに着工した。そもそもサンゴ移植の成功度はかなり低く、保全措置と呼べないほどにリスクが大きい。防衛局の示した移植条件も生物多様性の保全上、科学的に全く説明がつかないものだ。大型コンクリートブロック設置やK9護岸建設で既に出ている影響を把握しきれていない中で、今後の環境負荷はさらに大きくなるだろう。

(沖縄タイムス 11月7日付より引用)


 

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