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2006.05.01

テンを指標とする モニタリングが進行中です。

会報『自然保護』No.491(2006年5/6月号)より転載


生物多様性の修復に資するモニタリングをどのように進めていけばよいか。

AKAYAプロジェクトでは、この課題に応える検討機関として「自然環境モニタリング会議」を設置しています。会議は、動物生態、植物生態、地理、森林政策などの専門知識を持つ委員によって構成されており、委員は「赤谷の森」をフィールドに調査研究を行っています。

例えば2005年度には、ホンドテンの食性調査を、委員の足立高行さん(NACS-J参与)と「赤谷の日」に集うサポーターが実施しました。その成果として、赤谷のテンは哺乳類(主にネズミ類)、昆虫、サワガニ、木の実といった順に、好んで食べる食物を季節によって変えながら一年間を過ごしていることが明らかになりました。2006年は、同時進行で進む植生調査の情報を重ね合わせながら、テンの暮らしが「赤谷の森」の中でどのような指標となるかを明らかにしたいと考えています。

このように生息分布や基礎生態を明らかにして、森の全体像把握を進めるとともに、生物多様性復元の観点から森林を評価する際の指標となるような調査研究テーマを複数設定しています。

これら諸テーマの成果を統合し、森林の適切な保全管理方策を見つけ出すことが、AKAYA型地域環境管理のための、モニタリング活動です。

(茅野恒秀/総合プロジェクト・AKAYA担当)

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▲左/ホンドテン(12月撮影)と、右/サルナシを食べたホンドテンの糞(10月撮影)

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