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自然を知るWEBマガジン「知ろう、自然のこと。」

もっと知りたい! クマ対策

環境トピックス

2026年8月13日

クマと出遭わないためにも、フィールドにクマの痕跡がないかよく確認しましょう。ここでは、クマのフィールドサインと、さらに知りたりクマ対策QAを紹介します。


クマのフィールドサインを知ろう

Q:クマの存在は、何を見たら分かる?

A:以下のようなフィールドサインに注目してみよう。

クマ棚の写真

クマ棚
クマが木に登って食物を食べる時に周囲の枝を引き寄せて、葉や実を食べた後、お尻に敷くなどして折り重ねることでできる。春~秋までつくられるが、周辺の木々が落葉する冬季が見つけやすい。

木に残ったクマの爪痕の写真

爪痕
クマが木に登り降りする時につく。点々とついているのが登る時の爪痕で、線状ものは木から降りる際にブレーキをかけるためにひっかいた際の爪痕。

クマの足跡と前足の写真

足跡
日本の野生動物の中では最大級で、10~20cmほどと、人の手のひらサイズと比べても見劣りしない。

クマ剥ぎの写真

クマ剥ぎ
クマが糖分を含む木の形成層をなめるために、木の樹皮を爪や歯で剥ぎ、樹皮の下の幹をかじった痕。木の根本部分に多いが、木に登って剥ぐこともある。樹皮は根元につながって残る点が、シカの樹皮剥ぎとの大きな違い。幹には下の写真のような歯の跡が残る。母グマから教わったことがあるなど、特定の個体により行われるといわれる。樹皮を剥がれた木は枯れてしまうこともあり、林業被害にもつながる。

クマの糞の写真

フン
太くて大きく、人の握りこぶしくらいの塊になる。食べたものにより色や形はさまざま。形が残るのは夏場なら1~2日ほどで、表面がテカテカして湿気が残っていれば、1日以内のもの。秋以降はすぐには形が崩れず、次の春まで形が残ることもある。


もっと知りたい ! Q&A

Q:クマを引き付ける匂いなどはある?

A:クマは嗅覚が鋭い動物。食べもののにおいはクマを引き付けるため、携帯の際は匂いがでないようなパッキングの工夫が必要。柔軟剤や香水、シャンプーなどの香りが強いものはクマの興味を引く可能性があるため使わないようにしよう。

Q:フィールドサインの新鮮さを見る方法、それによって取るべき行動の差はある?

A:例えば、フンであれば、表面が光っていて湿っぽい見た目だったり、糞虫がまだ集まっていないなかったり、あまり崩されいなかったりするものは新しいと考えられる。足跡であれば、足の輪郭が鮮明に残っている跡であれば新しいものの可能性が高い。その場合は、すみやかにその場から離れよう。

Q:クマの行動は四季を通じて気を付けたほうがいい?

A:春は冬眠明けで餌を求めて動き回る。夏は雄が交尾のためにメスを探索する時期であり、また山に食べものとなる果実が少なる時期。秋は、冬眠に備えて食べものを食べるため一年で一番活発に活動する時期。冬は本来であれば餌がないため冬眠する時期だが、人里で餌を得ることを覚えたクマは冬眠が遅れることも起きている。このため年間を通じてクマとの遭遇しない対策をしたほうがよい。

Q:身近な環境で、クマを引き付けない管理は?

A:人里にクマが出てくるのはクマの餌となる食べものがあるため。そのため、管理されず、実を付けたまま放置されている果樹の伐採や、家庭の生ごみを外で保管しない、匂いを密封してごみ収集日の朝に出す、などクマを引き寄せないようにする。
また、クマはやぶなどに身を隠しながら移動する。やぶの刈り込みなど、クマが隠れやすい場所をできるだけ少なくする管理も重要。

Q:身近な市町村でクマが出たという情報を見たとき、どう行動したらいいか?

A:行政が出す情報のように、出所がはっきりしていてる情報かどうかを確認する。SNSの情報をうのみにせず、元の情報を必ず見つけるようにする。出所不明な情報は信用しない、拡散しないようにする。

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