会報『自然保護』No.581 2021年5・6月号 特集:未来へつなぐイヌワシ保全
2021年5月1日
今月の
表紙
第7回フォトコンテスト優秀賞
「小さな命、みつけた!」
人口約1500人の自然が豊かな山間地に住んでいます。息子は小さい時から生き物探しが大好きで、春夏はもっぱら田んぼや川で生き物を探します。捕まえた生き物は限りある命なので、必ず自然に返します。自然の大切さや生き物の大切さを肌で感じながら育っています。
未来へつなぐイヌワシ保全
日本の生態系のアンブレラ種として食物連鎖の頂点に立つニホンイヌワシの現状をご存知でしょうか? 日本全国の推定個体数は約500羽。今、絶滅が危ぶまれる種の一つとして、これまで以上の保全を必要としています。NACS-Jが取り組んできた赤谷プロジェクトのイヌワシ保護事業では、この5年で3羽の雛が巣立ち、皆伐による狩場創出という新たな保全の手法において一定の成果を得ることができました。今号の特集はイヌワシ保全の最前線を紹介し、未来へつなぐイヌワシの保全策を探ります。
赤谷・イヌワシ試験地6年間の取り組み
イヌワシ基礎知識
イヌワシ生息域内での保全の取り組み
生息域外保全の取り組みと生息域内保全との連携
遺伝学的研究から見た日本のイヌワシ保全
鉛中毒の現状と課題
増加する風力発電事業の実情と影響
イヌワシの未来座談会
今日からはじめる自然観察
光で会話するホタルを見に行こう
よく話題に上るゲンジボタルの光の乱舞が見られるのは、神奈川では5月下旬から6月上旬。日没後30分~1時間が光の多い時間帯。この時間帯に真上に月が輝かず、風のない、雨上がりの曇った日がおすすめです。
(高橋孝洋 自然観察施設くずはの家所長)
草食の虫
バッタの仲間は草食です。でもよく見ると、種類によって食べる草はいろいろ。食べあとやうんちもいろいろ。
(盛口 満 沖縄大学学長)
NACS-J NEWS 各担当からの報告
イヌワシの羽根でできた天狗の羽団扇「木蓮号」が完成しました
渓流生態系の保全と防災の両立へ前進
第6回わぉ! な生きものフォトコンテスト結果発表
辺野古・大浦湾は希望の海。保護の強化を要望
環境副大臣に「脱プラスチック基本法案」を提出! 砂浜ノートもお渡ししました
川辺川の流水型ダムに対し住民参加と環境アセスを求める要望書提出
おすすめ動画・日本自然保護大賞2021授賞記念シンポジウム
既に指導員の方もオンラインで再受講しませんか
ユネスコエコパークがSDGsの実現を推進
N-Café(会員投稿コーナー)
Book and Present
会報『自然保護』は、日本自然保護協会会員の皆様に2か月に一度(毎奇数月1日発行)お届けしています。自然保護の最新情報、自然観察ノウハウ、生きものの生態など毎号多彩なテーマで自然に関する情報を掲載しています。
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