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企業連携事例Corporate Partnership Case Studies

葛西海浜公園でビーチクリーン&自然観察会 ~ラムサール条約湿地で学ぶ、海辺の自然と海ごみの問題~ 

連携企業パナソニック株式会社

連携・協働事例

2026年5月13日

日本自然保護協会(以下、NACS-J)は、パナソニック株式会社(以下、パナソニック)、と連携し「葛西海浜公園 ビーチクリーン&自然観察会」を開催しました。

本プログラムは、葛西海浜公園の西なぎさにおいてビーチクリーン等のボランティア活動を行っている「西なぎさ発:東京里海エイド」(以下、里海エイド)のご協力のもと、パナソニックグループの従業員とそのご家族の皆さまにご参加いただき、ビーチクリーンと自然観察会を通して海辺の自然と漂着する海ごみの問題について学びました。

NACS-Jは、多くの企業や団体の皆さまと連携して、自然海岸の減少や海ごみの問題など、海や砂浜が直面している課題の解決を目指しています。その取り組みの一つとして、葛西海浜公園の西なぎさを舞台に、ビーチクリーンと自然観察会を通して海辺の自然環境と海ごみの問題を五感で感じて考えるプログラムを企画しました。

葛西海浜公園の西なぎさは、ラムサール条約登録湿地として国際的に重要な干潟であり、多くの水鳥や渡り鳥が渡来する貴重な場所です。一方、さまざまなごみが流れ着くという課題も抱えています。

西なぎさを知るレクチャー

当日はあいにくの雨天。雨が弱まるのを待ち、まずは里海エイドの橋爪さんによるレクチャーを実施しました。西なぎさの成り立ちやラムサール条約登録の背景、季節ごとのごみの特徴などの解説に、参加者の皆さまは熱心に耳を傾けていました。

レクチャーする橋爪さんの画像

レクチャーする橋爪さん

望遠鏡の先に広がる海辺の生きものたち

続いて、海辺の生きもの観察を行いました。人が海へ近づくと鳥たちは沖へ逃げてしまうので、離れた場所から望遠鏡や双眼鏡を使ってじっくり観察します。

望遠鏡を覗いた先には数種類のカモメの仲間の群れや、西なぎさではあまり見ることのないミヤコドリの姿が。ミヤコドリの特徴でもある「ニンジンをくわえているようなくちばし」を参加者全員が観察することができました。肉眼では一つの塊に見える大きなスズガモの群れも望遠鏡を覗くと一羽一羽の姿がしっかり見えます。「うわぁ~すごい数!」「つぶつぶ~」といった歓声があがりました。

カモメの仲間の群れの画像

カモメの仲間の群れ (©里海エイド)

ミヤコドリの画像

ミヤコドリ(©里海エイド)

足元のごみから見えてきたこと

その後、雨が落ち着いたため、いよいよビーチクリーンを開始します。
この時期は大きなごみの漂着は少ないため、主にマイクロプロスチックを中心に回収しました。最初はごみが少ないように見えますが、目が慣れてくると小さな破片が数多く見つかりました。ごみの中には、おもちゃのブロックも落ちていました。「なんでこんなところにあるの?!」と参加者から驚きの声が漏れました。

橋爪さんからは、「この海岸のごみの多くが、海外からではなく、荒川上流域から流れてきたものだ」という説明がありました。海ごみの問題は、私たちの暮らしとつながっていることへの理解が深まった瞬間でした。

ビーチクリーンは30分程度と短い時間でしたが、予想以上に多くのごみを回収。参加者の皆さまにとって海ごみの現状を考える機会となりました。

浜辺のゴミ拾いをする参加者の画像 浜辺のゴミ拾いをする参加者の画像

参加者の感想 (一部抜粋、原文ママ)

・楽しくごみ拾いができました。海辺の鳥も見られて、勉強にもなり大満足です。
・ちょうど学校で環境や海洋プラスチックについて学んだところだった(期末テストにも出た)ので、今日の参加はタイミングとしてとても良かったです。

今回の舞台となった葛西海浜公園の西なぎさは、都心にありながら海の豊かな自然にふれることができる場所です。こうした身近な自然の中で、その魅力や大切さを実感し、課題について考える機会が広がっていくことを願っています。

寒い中ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!

NACS-Jは、これからも多くの企業や団体の皆さまと連携して、自然を守る活動を広げていきます。引き続きご注目ください。

開催概要

日  時:
2026年3月20日(金・祝)10:00~12:00
開催場所:
都立葛西海浜公園 西なぎさ(東京都江戸川区)
https://kasaikaihinpark.com/facility/
参加者数:
31名
主  催:
パナソニック株式会社、公益財団法人日本自然保護協会
協  力:
西なぎさ発:東京里海エイド

◤ ご参考 ◢

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