芳賀町の営農型太陽光発電を舞台に株式会社UPDATERと生きもの調査を開始
連携企業株式会社UPDATER
2026年5月15日
日本自然保護協会(以下、NACS-J)は、株式会社UPDATER(以下、UPDATER)とネイチャーポジティブとカーボンニュートラルの両立を目指し、2026年2月に連携協定を結びました。本連携協定の第一弾の取り組みとして、栃木県芳賀町の営農型太陽光発電所「ハガハガネイチャーパワー発電所(仮称)」(以下、芳賀町SS)を舞台に、生きもの調査を開始しました。発電所が与える生物多様性への影響を評価し、地域の自然と共生する再生可能エネルギーのあり方を検討していきます。
芳賀町での取り組み
本連携協定の第一弾の取り組みとして、UPDATERと日本自然保護協会は、芳賀町SSとその周囲の生物多様性を調査し、再生可能エネルギー導入と自然保護をどのように両立できるのか、具体的な方策を検討していきます。
芳賀町SSの設置場所は、元々水田だった場所です。しかし、担い手不足により耕作の継続が困難となり、耕作放棄地となる予定でした。耕作放棄地の増加は、里山の生物多様性の損失に繋がる要因の一つになっています。
そこで、この場所では営農型太陽光発電を導入し、農地としての利用を継続するとともに、地域の自然との共生を目指していきます。水田は、水生昆虫や両生類、それらを餌にする鳥類など、多様な生きものが生息する重要な場所で、地域の生態系に大きな役割を果たします。
芳賀町SSの設置水田では、農薬や化学肥料を使用しない有機農法による稲作を行う予定です。約40m×約115m四方の限られた面積(約4,620㎡)ではあるものの、その周囲を含めて、植物や水生昆虫、両生類、鳥類などの生きものを調べることで、営農型太陽光発電の導入と地域の自然との関係を客観的に捉える試みを実施していきます。生きもの調査は、今年2月の冬鳥の調査からスタートしました。まずは1年間調べてみて、そこから見えてきたことを踏まえ、地域の自然と共生する再生可能エネルギーのあり方を両者で検討していきます。
芳賀町SSでの活動の経過や結果は、両者のウェブサイト等で発信していく予定です。どうぞご注目ください。
電気を選ぶことが、自然を守ることにつながる
芳賀町SSの電気は、UPDATERが提供するサービス「ピーパ」を通じて、個人向けに電力供給を行う予定です。この取り組みに参加される方は、発電された電力を家庭でご利用できるだけでなく、生きもの調査や保全活動に関わっていただくことも検討しています。芳賀町SSでの私たちの取組みにご興味のある方は、ぜひ以下をご参照ください。
ご参考
⚫︎ これからの電気は「どうつくられた電気か」の時代へ!UPDATER、自然共生型発電所を活用したクラウド型発電サービス「ピーパ」第5弾を提供開始 (2026年5月)
https://minden.co.jp/news/2026/05/14/10511
⚫︎ UPDATER、日本自然保護協会がネイチャーポジティブとカーボンニュートラルの両立を目指した連携協定を締結 (2026年2月)
https://www.nacsj.or.jp/media/2026/02/61563/


