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自然を知るWEBマガジン「知ろう、自然のこと。」会報「自然保護」電子版

N-Cafe 会員投稿コーナー

『ハッチョウトンボのはなし』 を出版しました

愛知県

小野 知洋
(金城学院大学名誉教授、サポーター会員)

全長2センチほどと、日本一小さいことで有名なハッチョウトンボは、青森県から九州まで広く分布していますが、生息環境は丘陵地の湿地などに限られます。濃尾平野周辺の丘陵地には小規模な湧水湿地が多く、ハッチョウトンボの生息地が点在しています。それもあってか、江戸時代の尾張藩にはハッチョウトンボを記載した古文書があり、今知られている最も古い記述や命名の歴史をみることができます。人生の大半を名古屋で過ごしてきた私は、身近に点在するハッチョウトンボ生息地で、なわばり行動の調査や周辺環境の実態や変化を見る機会に恵まれました。その過程で、ハッチョウトンボ生息の厳しい現状を知るとともに、保全についても私なりに考えてきましたので、この度、それらを本にまとめました。

生物の生息環境維持のためには、状況に応じて放置ではなく適切な働きかけが必要であることを、この愛らしいトンボを見ながら考えていただければ嬉しく思います。
参考:トンボ自然史研究所を主宰する生方秀紀氏のブログに本書が紹介されています。

Ncafe投稿者の著作本の画像
『ハッチョウトンボのはなし』
小野知洋
発行:風媒社
123×188㎜ 109ページ
価格:1100円(税込)

ぼくは蜘蛛の巣にかかってはいません!

長野県

小笠原 幹夫
(自然観察指導員)

空中浮遊しているカエルを見つけたよ。本当に浮遊? 反対側に回ってよく見ると体から数本のクモの糸が!
クモに捕まってしまったかも……。心配になって触ったらぴょんと葉の上に飛び降りた。とても元気。そして口には虫の足?! クモの巣にかかった虫(もしかして巣の主のクモ?)を食事中だったみたい。

蜘蛛の糸に引っかかったカエルの画像

地元で立ち上げた活動に、自然観察会を取り入れています

東京都

宇野 敬
(町田emoプロジェクト、自然観察指導員)

「感情と共感を大切にする社会」をビジョンに掲げ、人と自然、人と人がゆるくつながる「町田emoプロジェクト」を立ち上げ、活動しています。2025年6月に自然観察指導員講習会を受講したことをきっかけに、自然観察会を活動に取り入れました。毎月参加者を募りながら開催しているプロギング(ジョギングをしながらごみ拾いをする活動)を通じて、自然観察会にも参加してくれる方が増えています。拠点としている忠生公園とのつながりもでき、2026年は忠生公園の定例自然観察会で講師を務める機会にも恵まれました。

私が自然観察会で大切にしているのは、植物や生きものの名前を覚えることよりも、五感を使って自然を楽しむことです。秋の観察会では、カツラの落ち葉から漂う綿菓子のような甘い香りを楽しみ、チカラシバの穂を引っ張って力比べをして名前の由来を体験しました。また、クロワッサンのような形をしたカラスウリの種を手に取ると、「本当にクロワッサンみたい!」「自然って不思議だね~」と感動を共有しました。こうした驚きや発見が、自然を身近に感じるきっかけになると思います。自然観察会は、講師が一方的に知識を伝える場ではなく、参加者同士が発見を共有し、共に学び合える場でありたいと思っています。自然の不思議さや楽しさに共感する仲間を少しずつ増やしていきたいです。

観察会の画像

カラスウリの種ってクロワッサンみたい!

【募集】公園での身近な自然観察会を始めました!

群馬県

高橋 文吾
(ぐんま自然観察指導員会会長、自然観察指導員)

群馬県は赤城山、榛名山、谷川岳、尾瀬、玉原など自然に恵まれた環境がたくさんあります。そのため、これまでの私たち「ぐんま自然観察指導員会」の研修会や観察会は、そのほとんどを山で行ってきました。

しかし2025年度より、山での自然観察会に加え、身近な自然にも目を向け、県庁所在地である前橋市の「前橋公園(都市公園)」にて、1年を通して計4回の研修会を実施しました。2026年度はこれをさらに発展させ、趣旨に賛同する会員間でLINEグループを立ち上げ、一般市民向けの観察会を開催するまでに至りました。観察会は年間4回の実施を予定しており、既に第1回(4月)と第2回(7月)を開催しました。前橋公園の自然はもちろん、歴史的背景も踏まえた充実した内容となりました。今後も11月と2027年1月に開催を予定しておりますので、参加されませんか? なお、この取り組みは改良を加えながら、2027年度以降も継続して実施していく予定です。

■ 第3回「紅葉や種子の散布」
日時:2026年11月14日(土)13:30〜16:00
■ 第4回「冬鳥と地形・地質」
日時:2027年1月10日(日)13:30〜16:00
観察会の告知やレポートは当会のフェイスブックで発信しています。また、詳しく知りたい方は下記担当者へメールでお問い合わせください。
▶担当:国安俊夫 メール:kuniyasu-t@y5.dion.ne.jp

※スパムメール対策のため@を大文字にしています。小文字に修正して送信してください。

観察会の画像

前橋公園での観察会の様子


イベント案内、活動報告、成果物紹介や、自然観察で撮影した面白い写真などの投稿を大募集!

あて先
〒104-0033 東京都中央区新川1-16-10 ミトヨビル2F NACS-J編集室
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