中外製薬株式会社と連携して親子向けの「セミのぬけがら観察会」を開催しました
連携企業中外製薬株式会社
2026年10月23日
日本自然保護協会(以下、NACS-J)は、法人特別会員として当会の活動を支えてくださっている中外製薬株式会社(以下、中外製薬)と連携して、親子向けの「セミのぬけがら観察会」を開催しました。
NACS-Jは、中外製薬と連携し、同社が運営する「バイオラボ」で小学校の夏休み期間中に「セミのぬけがら観察会」を開催しています。本取組は今年で4回目を迎えました。
今回は、NACS-J自然観察指導員ヨコハマネットワークの協力を得て、小学生とその保護者を対象に実施しました。当日は18組37名の親子にご参加いただきました。
セミの標本をじっくり観察
会場にはセミの標本を展示。普段なかなか間近で見ることのできないセミの標本を、こどもたちは興味津々の様子で、のぞき込むようにじっくり観察していました。実物の観察をして興味が高まったところで、いよいよセミについて学んでいきます。
セミの一生についてレクチャー
まずはセミについて知ってもらうため、「セミはなぜ鳴くの?」「どこに卵を産むの?」「何年くらい土の中で暮らすの?」など、セミの一生にまつわる質問を投げかけ、みんなで考えました。すでにセミに詳しいこどもも多く、問いかけに積極的に答えてくれる姿も見られました。
その後、絵本の読み聞かせで答えを確かめながら、セミがどのように一生を過ごすのかを学びました。さらに、実際にセミが卵を産んだ場所や幼虫が地上に出てきた穴の写真、羽化の様子を撮影した動画などを見ながら、セミの一生について理解を深めました。
続いて、横浜周辺で観察できる6種類のセミ*について、特徴や鳴き声を聞き比べながら学びました。
いざセミのぬけがら観察へ!
セミについて詳しくなったところで、今度は実際にぬけがらを手に取り、ルーペを使って細かな特徴をじっくり観察しました。
身体の一部が欠けたセミのぬけがらの絵を使い、実物と見比べながら「何が足りないのか」を考え、描き足して絵を完成させるワークにも挑戦しました。
答え合わせでは、スタッフが想定していなかった細かな部位まで描き込んでいるこどももいて、ぬけがらを隅々までしっかり観察していたことがうかがえました。
続いて、「セミのぬけがら見分け方シート」を使って、6種類のぬけがらの違いや、オスとメスの見分け方を学びました。こどもたちはシートを片手に特徴を確認しながら、種類や性別を調べていきました。保護者も加わり、親子でぬけがらを見比べる姿も見られました。
さらに、マイクロスコープを使ってぬけがらを拡大し、これまで学んだ特徴を手掛かりに、6種類のセミのぬけがらを見分けるクイズにも挑戦しました。
最後に、外で自然観察をするときの注意点や、セミが他の生きものとどのように関わっているのかについても紹介しました。
セミのぬけがらをきっかけに、こどもたちが身近な自然や生きものに興味を持ち、普段何気なく見ている自然にも目を向ける機会が増えていくことを願っています。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。


