会報『自然保護』No.559 2017年9・10月号 特集:沖縄のジュゴン ZAN
2017年9月1日
今月の
表紙
第3回フォトコンテスト優秀賞
「カンムリワシ」
カンムリワシは、国内では石垣島と西表島でのみ繁殖しています。年1回繁殖し1個しか卵を産みません。巣立ち後、親鳥から距離を置く時期に、写真の鳥と出合いました。森の中で純白の羽色は目立ちます。気がついた瞬間、眼が合いました。鋭いようにも見えますが、優しそうな穏やかな眼差しが、まだ幼さを感じさせてくれました。
特集 沖縄のジュゴン ZAN
人魚伝説の元になったとも言われるジュゴン。生息地の沖縄では「ZAN(ザン)」と呼ばれ、海と人とをつなぐ不思議な力を持つ生きものとして語り継がれてきました。例えば、こんな物語─……
石垣島に言い伝えられているものがあるんですけど、
昔、野原村(のばるむら)っていう村があって、
そこの若者たちがある日海に出て、
いつものように魚を網で捕っていた時に、
人魚が引っ掛かって。
それが今、ジュゴンって言われているんですけど。
その人魚が悲しそうに泣きながら、
「網から出してほしい」ってお願いをしたらしくて、
それがあまりにもかわいそうだったので、
海に返してあげたら、その人魚が感謝を込めて、
「これから津波が来るから、すぐ山の方に逃げてください」
っていう話をして。
実際に明和の大津波っていう津波があったんですけど
その村の人たちはみんな助かった、っていう話……
(フィルム『ZAN』より一部抜粋)
昔、野原村(のばるむら)っていう村があって、
そこの若者たちがある日海に出て、
いつものように魚を網で捕っていた時に、
人魚が引っ掛かって。
それが今、ジュゴンって言われているんですけど。
その人魚が悲しそうに泣きながら、
「網から出してほしい」ってお願いをしたらしくて、
それがあまりにもかわいそうだったので、
海に返してあげたら、その人魚が感謝を込めて、
「これから津波が来るから、すぐ山の方に逃げてください」
っていう話をして。
実際に明和の大津波っていう津波があったんですけど
その村の人たちはみんな助かった、っていう話……
(フィルム『ZAN』より一部抜粋)
今ではジュゴンは絶滅危惧種となり、人とのつながりが失われつつあります。
豊かな海を守り、ジュゴンを守るため、生息地である辺野古・大浦湾を舞台にしたドキュメンタリーフィルム『ZAN』が完成しました。
扉写真:鳥羽水族館のジュゴン(写真:PIXTA)
美しい海の自然と人々の思いを伝えるドキュメンタリーフィルム『ZAN』(特別公開中)
海の使者ジュゴン
沖縄のジュゴンはどこにいる?
辺野古・大浦湾の現状は?
『ZAN』監督インタビュー(特別公開中)
豊かな海を未来に残していくために
NACS-J NEWS
今月の現場突撃リポート:みなかみユネスコエコパークはこうして誕生した!
日本唯一・オサガメが上陸した砂浜を守る
海洋生物レッドリストの見直しを
地域に引き継がれる南三陸町沿岸の湿地保全
木曽のヒノキの厳正な利用ルール決定
侵略的外来種、ヒアリついに上陸!
種の保存法への要望が反映されました
オオルリシジミ観察ツアーを実施
自然観察指導員講習会の参加者募集
新手法でニホンジカの捕獲試験を開始
「わかて始動員プロジェクト第二期」 進行中!
絶海の孤島・南硫黄島で調査をしてきました!
草原保全ボランティア募集!
今日からはじめる自然観察
にょきっ! キノコはどこに生えている?
(吹春 俊光/千葉県立中央博物館学芸員)
観察会の味方! ピクチャーカード〜くちばしと餌
N-Café(会員投稿コーナー)
Book and Present
会報『自然保護』は、日本自然保護協会会員の皆様に2か月に一度(毎奇数月1日発行)お届けしています。自然保護の最新情報、自然観察ノウハウ、生きものの生態など毎号多彩なテーマで自然に関する情報を掲載しています。
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