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自然を知るWEBマガジン「知ろう、自然のこと。」

【朱宮っち人形の南硫黄島日記 6】調査は終盤戦! 登山隊と調査隊の両方の役目を担っている朱宮は無事に果たせたか!?

2017年6月28日

朱宮っち人形の画像

日本自然保護協会スタッフの朱宮が参加している南硫黄島の自然環境調査(参考記事:https://www.nacsj.or.jp/report/3990/)。
上陸した調査隊から島近くで停泊し調査をサポートしている船に定期的に連絡が入るようになっています。
協会にもその様子が届いているので、朱宮が戻ってくるまで、朱宮に代わり「朱宮っち人形」がお伝えします~。

終盤に突入した南硫黄島調査。22日~26日までの現地連絡の様子をご報告します!

登山隊・調査隊両方の任務を兼ねる朱宮の名前がちょこちょこと登場。朱宮の名前が単体で出ているときは調査隊員として単独で動いているときなのかな、と想像しています(が、状況が詳しくわからないので、帰ってきたら本人から詳しく報告してもらいたいと思います。)

※今回も、ご参考まで10年前の調査時の写真を載せておきます。


6月22日

本日も天候・海況良く、全員無事に下山。

6月23日

本日も天候・海況とも良く、暑い!!

山岳隊は本日休養日。

朱宮隊員と、後半の調査部隊・調査隊2、NHK班は作業後山中泊。

6月24日

本日も晴天&凪(なぎ)。全員無事。

調査隊2は順調に作業を進め、今夜も山中泊。

山岳隊は一部片付け開始。

海洋隊&サポート隊は本日、開洋丸泊。

鈴木隊長のみ、オオコウモリ捕獲作業中(20時の定時連絡の際)。

コウモリ調査は無事に行えたんでしょうか? 今回の調査でも皆さんボロボロの姿になっているんでしょうか・・・(※写真は10年前の調査のもの)

(標高(=海抜)500mにある絶壁を調査員は3時間かかって登ったところを、登山隊長の天野さんはなんと1時間8分で上ったそうです!)

6月25日

本日も晴天&凪(なぎ)。全員無事。

調査隊2、朱宮隊員も調査を終えて全員ベースキャンプ泊(一部は開洋丸泊)。

こんな急傾斜を大荷物で下山・・・ご無事でよかった!(※写真は10年前の調査のもの)

6月26日

晴天だが波高し。

高気圧の縁の吹き出しにあたっているためうねりが大きく、明日はさらに悪くなる見込み。

調査隊2は、本日も日中は予定の調査を行うが、予定していた夜間調査は中止。

なんとか夕方までにトラップ回収作業まで終え、一部隊員は開洋丸へ。

他の調査員および山岳隊は全員、ベースキャンプでのラストナイト。

27日からの予定

明日は朝から撤収作業開始。

荷揚げは海況を見つつ進めることになるため、離島(および帰着)がやや遅れる可能性あり。

(ただ、明日の海況を睨んで夕方まで急ピッチで荷揚げ作業を進めたため、すでに物資の半分を回収できているとのこと)

帰りも当然、ゴムボートに荷物を載せて、人間も乗って、、、の撤収。調査でヘトヘトになったところでこの最後の作業は大変そう…。(※写真は10年前のもの)

南硫黄島を後にした調査隊。今回はどんな姿の南硫黄島に見送られたんでしょうね(※写真は10年前の調査のもの)


以上が、26日までの南硫黄島現地からの連絡の様子でした!

この後は、撤収→離島→父島着となり、本日、無事に父島に到着したという報告が入りました。いよいよ朱宮本人からの連絡も入ってくるのではないかと思います!


朱宮の南硫黄島日記 記事一覧

【1】お守り「朱宮さん人形」を持って、南硫黄島調査に出発! 【2】南硫黄島に外部からの生物を持ち込まないための重要な作業日 【3】いよいよ出航! 南硫黄島まで船で20時間 【4】南硫黄島上陸!! 山岳班がルート工作開始 【5】山岳隊、山頂までのルート確保&全員到達! ハリポタ魔法学校は発見したか?

【6】調査は終盤戦! 登山隊と調査隊の両方の役目を担っている朱宮は無事に果たせたか!?(本記事)

【7】無事に南硫黄島から父島に帰港しました 【8】資材冷凍処理の間に、調査隊は貴重なサンプル処理 【9】ただいま! 【10】神秘の島・南硫黄島調査 全日程まとめ