5月・10月の第2土曜は「世界渡り鳥の日」
2025年10月2日

国連では、5月と10月の第2土曜日を「世界渡り鳥の日」としています。
この日を、国境に縛られることなく、何百、何千キロも移動する渡り鳥の保全について啓発する日と定めて、ボン条約(正式名称:移動性野生動物の保護に関する条約)事務局が、普及啓発キャンペーンの旗振り役を担っています。
世界渡り鳥の日 啓発キャンペーンページはこちら
2025年の今年、世界渡り鳥の日は 5月10日 と 10月11日 です。
2025年のテーマは「共に生きる」
2022年の世界渡り鳥の日のテーマは “Shared Spaces, Creating Bird-friendly Cities and Communities”(共に生きる、鳥たちにもやさしい街と社会をつくろう)です。
キャンペーンのウェブサイトによると、世界では、都市から農村まで、人が住む街にも多くの渡り鳥が飛来しており、渡り鳥に優しい都市計画や保全活動を推進していくために今回このテーマとなったそうです。

渡り鳥「サシバ」の保全
日本自然保護協会(NACS-J)では、絶滅危惧種を守る取り組みの一つとして、良好な里山環境の象徴種である「サシバ」の保全活動を展開しています。
このサシバも、日本から台湾、フィリピンへ移動する渡り鳥です。
これまで、「渡り」に関わる多くの関係者と連携して、国際サシバサミットを開催するなどさまざまな取り組みを行ってきました。
国際サシバサミット 特設サイト
今年は、10月25・26日に、奄美大島の宇検村で開催を予定しています。
サシバがつないだ国産米の琉球泡盛「寒露の渡り」
活動の一環で、サシバ保全の現場から収穫されたお米などを原料にした泡盛ともろみ酢を、地域の酒造会社に作っていただきました。この売上の一部はサシバの保全に活用されています。
現在も販売中ですので、興味をもたれた方はぜひ下記ウェブサイトから商品をご覧ください。
寒露の渡り 販売サイト
紹介動画
ハッシュタグは #WMBD2025。野鳥愛好家のみなさんは、是非お気に入りの渡り鳥の写真をこのハッシュタグと共に紹介して、この日を盛り上げてください。
