ユネスコエコパークの
推進

ユネスコエコパークとは、人と自然が共生する持続可能なモデル地域づくりを進める保護地域の国際プログラム。日本自然保護協会(NACS-J)は、自治体などと連携し、重要な自然地域の保全、自然回復、自然の恵み活用、教育支援を行っています。
各地のユネスコエコパークとの連携
ユネスコエコパーク(英語でBiosphere Reserve、略称「BR」)は、自然保護と持続可能な利用の両立を目指す、地域主体の自然保護区です。2025年1月現在、世界136カ国に759カ所、うち日本には10カ所あります。日本自然保護協会(NACS-J)は、これまで国内各地のBRと連携し、2024年には、登録自治体からなる日本ユネスコエコパークネットワーク(JBRN)と、ネイチャーポジティプの推進に向けた連携協定を結びました。各BRの登録自治体や関係機関、市民、専門家、企業などと連携し、自然林の復元、外来種駆除、二ホンジカ対策等の活動支援を行っています。
日本MAB計画支援委員会
1971年、ユネスコ(UNESCO)により人と自然の良い関係を模索するMAB(Man and the Biosphere)計画が開始し、ユネスコエコパークはMAB計画の活動を行う中心として1976年に開始しました。
NACS-Jは、2022年12月から、日本MAB計画支援委員会の事務局を担っています。日本のユネスコエコパークは、自治体間ネットワークであるJBRNと、ユネスコ活動を支える文部科学省国際統括官付、専門家からなる日本MAB計画支援委員会が連携して取り組みを進めています。BRの取り組みがユネスコの理念や計画に沿うように、国際会議、国内委員会やBR協議会の専門委員として参加、ワークショップの開催や講演、infoMAB(会報)を発行し、優良活動の紹介を行っています。
関連サイト
日本MAB計画支援委員会