自然への想いと財産を次の世代に贈る遺贈寄付
2025年11月5日
遺贈とは、亡き後の財産を相続人以外の個人・法人などに受け継ぐこと。かつて遺贈先は、お世話になった方や菩提寺、母校などが主でしたが、2012年ごろから銀行などにも、遺言による公益団体への寄付の問い合わせが増え、2016年に弁護士・税理士・元銀行員・NPO有志らが全国レガシーギフト協会を設立し、「遺贈寄付」による社会貢献の希望を叶えやすくしようと、協力体制が整え始められました。
NACS-Jでは、2017年から遺贈寄付の担当部署を置き、専門家による研修や他分野団体との勉強会などに参加し、金融機関・士業(弁護士、司法書士など)・終活事業者らと連携を深めながら、一人一人ご事情や手続き方法が異なるご相談に応じてきました。2020年ごろから少しずつNACS-Jへの遺贈寄付を含む遺言書の作成や、相続財産からのご寄付のご相談が増えてきています。
当初は、遺贈寄付を自然保護活動への支援としてポジティブに感じていただけるか不安もありましたが、老後に使い残した遺産の活かし方をご自身で決められたことに大変満足したとのお声を聞くにつれ、人生に安心と喜びを感じていただける取り組みであることを実感させていただいています。
最近では会員の皆様をはじめ、メディアなどで当会を初めて知った方や相談を受けられた銀行や士業などから、毎日のようにお問い合わせをいただくようになり、NACS-Jでは現在、提携専門機関の紹介、初回無料法律相談サービス、物品買取寄付プログラム、終活セミナーの開催などさまざまなサポートを提供しています。お役立ち情報をお届けするメールマガジンも配信していますので、以下のリンクからお気軽にご登録ください。

連携する専門家や他分野のNPOと協働でセミナーや相談会を各地で開催し、自然保護分野への支援を呼び掛けている

2025年5月に発行した初の遺贈ニュースレター。ウェブ連載コラム・メルマガでも関連情報を発信している
担当者からひと言
芝小路 晴子遺贈・遺産寄付担当
「遺贈遺言が完成して安心した」「自然保護を応援できて良かった」とのお声に、私たちも大変励みに思います。


