1999.7.29
『三番瀬埋め立て計画「見直し検討案における影響予測」
に対する質問』への千葉県からの回答について
7月7日付けで(財)日本自然保護協会が千葉県企業庁長にあてに提出した質問書に対し、7月28日付け文書で千葉県より回答を得ました(別紙)のでご報告します。
この回答を、当協会は以下のように受け止めています。
● 現時点において、第三回計画策定懇談会で発表された「見直し検討案における影響予測」については、科学的な根拠が説明できない事を認めたものである。
● 県議会での知事発言等に見られる「見直し案は環境への影響が小さくなる」との千葉県の見解は、あくまで当初計画(740ヘクタールの埋め立て計画)と比べてのものであり、「見直し案が環境へ与える影響が小さい」ということではないことを認めたものである。
千葉県は、見直し案が環境に与える影響予測について、補足調査専門委員会の指導を受けて実施し、次回計画策定懇談会で説明するとしています。当協会は、科学的な影響予測が実施されるよう注目していきたいと思います。
また、今後、科学的な影響予測に基づき、三番瀬の埋め立て計画の必要性について、十分な検討を行う必要があると考えています。
(財)日本自然保護協会
研究担当部長開発 法子
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