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活動レポート

草原のチョウを守る活動にご協力ください

2026年5月1日

フィールド

里山

プロジェクト

草原のチョウ保全

食草のクララを訪れたオオルリシジミ

草原のチョウは、草原の減少や里山環境の変化により、絶滅の危険性が高い生きものとされています。NACS-J は会員・寄付者の皆さまからのご支援により、草原のチョウの中でも個体数の減少率が高く絶滅の危機に瀕しているオオルリシジミとウスイロヒョウモンモドキの保全に力を入れています。これまで、チョウの生息数調査や、環境を良くして生息域を広げるための食草の配布、防鹿柵の設置、違法採取への対策などに地域の皆さまと取り組んできました。

個体数を増やすために

これらの活動の成果により着実に生息環境の改善は見られますが、個体数の増加にはつながっていません。そのため、長野県安曇野市でのオオルリシジミの保全活動では、2025年から過去に生息していた市内数カ所に試験放蝶を行うなどして個体群をつくるための活動も行っています。また、長野県内の各生息地へ幼虫パンフレットを配布したほか、近隣の千曲市では6月に卵と幼虫の研修会を開催して地域の方に調査方法をお伝えするなど、保全活動の輪を広げています。今年は、新たな地域での調査の実施や生息地で自然発生している個体群を補強をするため、域外保全(絶滅を回避するため、安全な施設などで保護・繁殖する取り組み)によって個体を増やすための研修の実施など、積極的に地域個体群の絶滅を防ぐ取り組みを行っていきます。

鳥取県鳥取市余戸のウスイロヒョウモンモドキの保全活動では、地元の方々を中心に、草原の草刈り、シカの食害対策のための防鹿柵の設置、食草の補強のために集落内に栽培地を作り育てる取り組みを進めています。草原環境の改善によってチョウを増やすことにつなげていきます。これからも温かいご支援をよろしくお願いいたします。

資材を背負って山道を歩く人の写真

ウスイロヒョウモンモドキがいる草原に防鹿柵をはるため、資材を荷揚げしている様子

担当者からひと言

萩原さん顔写真

萩原 正朗 (はぎわら まさあき)日本自然保護協会(NACS-J)ネイチャーポジティブ担当

5月23日(土)には、安曇野でオオルリシジミの観察会を行います。チョウ観察にいらっしゃいませんか。詳しくはこちら

ご支援のお願い

日本自然保護協会では、人と自然がともにある社会の実現に向けて、科学的な視点に基づき活動しています。継続的な活動のために、皆さまのご支援をお願いします。

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