那智勝浦町の自然を守り活かし地域を豊かにするための三者協定を締結
2026年3月23日
プロジェクト
協定式の様子
2026年1月15日、和歌山県那智勝浦町とJESCOホールディングス(以下、JESCO)、日本自然保護協会(以下、NACS-J)は、那智勝浦町のネイチャーポジティブを目指す連携協定(以下、本協定)を締結しました。2030年のネイチャーポジティブ実現に向けて、三者それぞれの強みを活かしながら、同町の生物多様性および自然環境を保全・回復していくことを確認しました。
JESCOとNACS-Jは、2024年11月にネイチャーポジティブ協定(※1)を締結。JESCOが那智勝浦町内に保有する森林を足がかりにプロジェクトを始動しました。保有林だけでなく、町内で生物多様性保全上重要なエリアを把握・整理するなど、町内全域に目を向けて取り組んできました。
一方、那智勝浦町は、世界遺産・那智の滝(※2)を守るため、その源流に位置する森林を保全・維持する事業を実施するなど、自然環境の保全に取り組んでこられました。
今回の協定は、那智勝浦町の自然環境を守り、その自然を活かして地域を豊かにすることを目指すもの。三者で協定を結んだことで、それぞれの強みを活かしながら、より強力に取り組みを推進していくことが可能になりました。

那智の滝(写真:photoAC)
三者協定への代表者のコメント
那智勝浦町・堀町長
「協定によって今まで以上に保全が進み、町の魅力が高まっていくことを期待」
私たちの町の世界遺産・那智の滝は町の顔であり、和歌山県の顔であり、そして昨今では日本の顔になっていると言っても過言ではないかもしれません。これまで那智勝浦町は、山の自然を取り戻すべく取り組んできました。JESCOホールディングスさんが、那智勝浦町に山林をお持ちということで活動していただいて、今回、日本自然保護協会さんに仲介していただき協定を結ぶことになりました。この協定により、今まで以上に保全が進んで、いっそう町の魅力がアップしていくことになるのではと大変期待しております
JESCO・沼井取締役
「社員たちと一緒に町を訪れ、文化にも触れながら、本気で保全活動をしていきたい」
私たちの会社は東京にあり、距離としては非常に離れていますが、協定が実現したということで、我々も本気で、JESCOの森の維持保全、那智勝浦町とのつながりを持っていきたいと思っています。私たちの後ろにはたくさんの社員がおります。社員も一緒になってこの町を訪れ、保全活動だけでなく、例えば地域の祭りに参加するなど、この町の文化についても勉強させていただけたらと思っています。長いお付き合いになると思いますので、どうぞよろしくお願いします
NACS-J・土屋理事長
「自然を保全することで地域が豊かになり、その活動に企業も貢献する。世界に誇れるパートナーシップを築き上げたい」
ネイチャーポジティブというと難しく聞こえますが、つまりは自然を活かした地域づくりをすることに尽きると考えています。自然を保全することで地域が豊かになる。その活動に企業さんも関わり、社会貢献していく。そうした在り方は、これからの世界にとって非常に重要なことです。そうした試みを那智勝浦町という、古くからの豊かな自然・歴史・文化を持つ地域で始めさせていただくことを非常に誇らしく思います。今後、ぜひ日本に、世界に誇れるような長く意義のあるパートナーシップを築き上げていけたらと思っています

協定書
今後の予定
今後は、那智勝浦町のネイチャーポジティプを促進するため、100年の森づくりとの連携や町内の重要な湿地での保全・再生活動などに取り組む予定です。
具体的には以下の5つの活動を実施していくことを計画しています。
- 那智勝浦町が掲げる100年の森づくりとの連携促進
- JESCO社員の方、地域内外の方を巻き込み、生物多様性保全上重要な場所湿地での保全・再生活動を行う
- 色川地区と連携し、保全・再生・普及啓発活動を行う
- JESCOの森の自然共生サイト登録を推進。そのほか町内の自然共生サイト登録実績を推進していく
- 熊野自然保護連絡協議会や色川地区の皆様、環境省などと連携を促進

色川地区
※ 1 JESCOホールディングス、日本自然保護協会が連携協定を締結 和歌山県那智勝浦町を舞台にネイチャーポジティブを推進
https://www.nacsj.or.jp/media/2024/11/42906/
※2 那智勝浦町ホームページ「世界遺産『那智の滝』を守ろう」 (外部サイトへ移動します)
https://www.town.nachikatsuura.wakayama.jp/info/12#r7c0


