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活動レポート

地域に引き継がれる南三陸町沿岸の湿地保全

2017年8月31日

フィールド

湿地

日本自然保護協会は、東日本大震災で被災した宮城県の南三陸町で、津波後に回復した湿地植物群落の保全と自然を活かした復興を目指し、2014年から3年間、地域の方とともに活動してきました。その結果、復興事業により消失しようとしていた戸倉地区のミズアオイなど絶滅危惧種を含む湿地の植物を、近隣の寺浜地区の水田に移植できました。

移植後はモニタリング調査や、自然の遷移によってヨシなどの異なる植物群落に置き換わらないよう、地元NPOが進める減農薬の酒米づくりに協力し、水田の掻き起こし作業などを行ってきました。この取り組みは志津川湾展(南三陸ネイチャーセンター友の会主催)やNACS-J市民カレッジなどで報告してきました。

東北沿岸域では、復興事業による防潮堤や道路の建設、農地の復旧が進み、ほかの被災地の湿地はほとんどが消失しましたが、ここでは地域固有の貴重な群落が残されたことから宮城大学の研究者や南三陸・海のビジターセンターがモニタリング調査などを継続しています。

★南三陸町に関する活動の詳細は下記をご覧ください。

ー森里川海のつながりを大切にした東北支援ー<ミズアオイと共生する田んぼが生まれるまでのストーリー>

担当者から一言

朱宮さん顔写真

朱宮 丈晴日本自然保護協会 / エコシステムマネジメント室

貴重な群落を残せて良かったです。これをきっかけに、地元の方が地域の自然に関心を持ってくれればと思います。

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