開く閉じる

活動レポート

クマに対する現状認識と観察会における対策発表

2026年1月1日

フィールド

里山

ブナの新芽を食べるツキノワグマ

NACS-Jは、2025年のクマ類による人身被害の増加を受けて、「2025年のクマによる人身被害の増加とその対応について、NACS-Jの現状認識」を発表しました。被害の拡大に伴い、メディアやSNSなどで不確かな情報に基づく発信が多く見られたことと、本州とは全く状況が異なる四国のツキノワグマ保護活動を確実に推進していくことが、今回の発表の理由です。四国のツキノワグマ保護活動では、本州における状況を踏まえて、人とクマが共存するための保全計画づくり、生息地再生、地域づくりを進めています。

また、自然観察指導員の方々に向けて「自然観察会など野外活動時におけるクマ対策の基本的な考え方」を併せて発表しました。自然観察会を主催する方々が、地域の状況に応じた対策を立てる際に役立てていただきたいと考えています。

参考

クマについてNACS-Jの現状認識 自然観察指導員向け・野外活動時のクマ対策

担当者からひと言

出島さんの顔写真

出島 誠一 (でじま せいいち)日本自然保護協会(NACS-J)ネイチャーポジティブ担当

四国でGPSを装着したクマが集落のカキを食べる事例が初めて確認されました。本州の状況に学び、予防的な対策を進めています。ご支援お願いします。

ご支援のお願い

日本自然保護協会では、人と自然がともにある社会の実現に向けて、科学的な視点に基づき活動しています。継続的な活動のために、皆さまのご支援をお願いします。

四国のツキノワグマを保全する活動へのご支援はこちら

詳しく見る

このプロジェクトの詳細を見る