写真:2024年10月3日
「食料・農業・農村基本計画」改定に向け、環境NGO・有機農業関連団体・農水省との意見交換会を実施するなど、多くの団体と協力してきた
NACS-Jでは、絶滅のおそれのある里山の生物と、その生息環境を守るための寄付キャンペーンを2024年10月~2025年6月まで行いました。これにより、皆様から280万円ものご支援をいただきました。心より感謝申し上げます。ご支援により以下の3つの活動を推進することができました。
生物多様性に貢献する農業への転換に向け、農政の憲法とも言われる「食料・農業・農村基本計画」改定に対する提言書提出などの働きかけを行い、計画の目標に「生物多様性の保全」を明記することができました。
5千人以上の市民調査員が実施した約20年にわたる里山での調査の結果から、人口減少による管理不足などにより里山の生物多様性が低下する可能性があり、保全の取り組みの実施が重要であることを明らかにしました(こちらの記事参照)。
里山生態系の頂点「サシバ」の生息環境の再生のため、千葉県神崎町でのサシバの分布調査や沖縄県宮古島でのサシバの森づくりを行いました。
今後は新しい「食料・農業・農村基本計画」に基づき、さまざまな農業施策の改定が始まります。生物多様性に貢献する農業への転換のために働きかけていきますので、引き続き応援よろしくお願いします。
ご支援のお願い
日本自然保護協会では、人と自然がともにある社会の実現に向けて、科学的な視点に基づき活動しています。継続的な活動のために、皆さまのご支援をお願いします。
里山を守る活動へのご支援をよろしくお願いします!
担当者からひと言
福田 真由子モニ1000里地調査担当
農業政策に対する意見募集でも市民調査のネットワークを活かして現場の声を集めることができました!


