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活動レポート

オオルリシジミの保全活動を進めています

2025年7月1日

フィールド

里山

プロジェクト

草原のチョウ保全

国営アルプスあづみの公園(長野県安曇野市)にあるチョウの保護区とその周辺では、ここ数年オオルリシジミの確認数が減少しています。2025年は保護区で、のべ15匹の成虫を確認することができましたが、減少傾向に変わりはありません。NACS-Jも参加している安曇野オオルリシジミ保護対策会議では、2025年から協定を結んだ市内の企業、行政組織や地域の保全グループなどに飼育した蛹を提供して放してもらい、個体群の回復を目指す活動も始めました。このような活動により、市内の複数カ所に個体群を作ることで、将来、相互に生息場所がつながり、絶滅の可能性が低くなると考えています。

また、成虫だけでなく卵や幼虫を標的とした、違法な採取活動への警戒も行っています。通信機能付きのセンサーカメラを取り付けたり、企業の支援によって普及啓発の看板を設置したりするなどの対策を進めています。

オオルリシジミを守るため、会員の皆様からの引き続きのご支援をお願い致します。

ご支援のお願い

日本自然保護協会では、人と自然がともにある社会の実現に向けて、科学的な視点に基づき活動しています。継続的な活動のために、皆さまのご支援をお願いします。

「草原のチョウ保護活動」へのご支援をよろしくお願いします!

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※フォーム内の「寄付の使途」は、「08.草原を守ってチョウの絶滅を止める!」をご指定ください。

担当者から一言

萩原さんの顔写真

リポーター
自然のちから推進部 萩原正朗
思い通りに進まない絶滅危惧種の保全活動ですが、一歩ずつ着実に対策を進めて回復への道を開いていきたいです。

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