開く閉じる

活動レポート

産業とネイチャーポジティブの両立を目指して

2024年4月26日

産業とネイチャーポジティブの両立を目指す現場では、調査や自然再生の活動に必要な資金や人員などの継続的な確保が課題となっています。NACS-Jが尾鷲市(三重県)と進める取り組みでは、企業や各種団体など異なる主体を受け入れる体制を整備することで、この課題を乗り越えようとしています。

尾鷲市の海域では藻場の再生活動を通じ被度0%の海底を75%まで回復させた実績がある一方、森林では希少植物の保護や環境教育活動が多く、劣化した自然を回復する取り組みは限られていました。

NACS-Jでは、市と参画企業などと共に、市有林みんなの森で、下層植生の種数と被度の回復を目指す活動を始めています。設立趣旨が異なる組織間の連携は、言葉ほど容易ではありませんが、対話を重ねることで、協力関係構築のノウハウを蓄積しています。

尾鷲市は、今年2月にはSATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)に加盟しました。活動から得た知見は、今後、海外へも共有していく予定です。

里地里山などの二次的自然環境における生物多様性保全や持続可能な利用を目指し、環境省などが提唱している取り組みの国際ネットワーク

担当者から一言

中野さんの顔写真

リポーター
生物多様性保全部 中野 恵
みんなの森の斜面を下ると青い海!魚付き林の下に定置網があり、春に入るブリは格別。ぜひ食べに来てください。

このプロジェクトの詳細を見る