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活動レポート

イヌワシが狩りをする環境の創出試験の進捗状況をご報告します。

2017年3月28日

フィールド

森林(山も含む)

日本のイヌワシは全国でおよそ500羽、この25年間で全つがいの約3割が消失しています。NACS-Jは、イヌワシが生息する日本の森を未来へ引き継ぐために、2014年から取り組みを進めています。

群馬県みなかみ町の赤谷プロジェクトでは、14年9月~16年9月の期間で、イヌワシが狩りをする環境を創出する第一次試験を行っています。15年10月には成熟したスギ人工林2haを伐採し、イヌワシが狩りができる環境をつくりました。

15年12月時点で、イヌワシがこの試験地で上空から獲物を探す行動が観察されており、今後、イヌワシが狩りを行うことが期待されます。第二次試験地も決定しており、16年秋以降も新たな狩りができる環境の創出を継続していきます。

イヌワシの絶滅を回避するためには、生息環境を復元する取り組みを日本全国に広めていく必要があります。

17年度からは、宮城県南三陸地域で赤谷と同様の取り組みを始めます。南三陸地域で60年以上に渡ってモニタリングが続いてきたイヌワシのつがいが、2011年以降消失しています。地元の山林所有者、国有林と連携しながら、イヌワシが再び戻ってくるような生息環境を復元しつつ、地域の林業を再生する新たな取り組みを開始します。