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企業連携事例Corporate Partnership Case Studies

五感で自然を体験して学ぶ1泊2日!「にっせーのせ!ネイチャースクールin甲賀」を開催しました

連携企業日本生命保険相互会社

連携・協働事例

2026年1月5日

日本自然保護協会(以下、NACS-J)は、日本生命保険相互会社(以下「日本生命」)と協働で「にっせーのせ!ネイチャースクールin甲賀」を開催。
豊かな里山の自然環境が広がる滋賀県甲賀市を舞台に、自然や文化にふれあい学び、「自然を守ること」や「人と自然のつながり」の大切さ、価値への理解を深めていただく自然体験プログラムを実施しました。当日は良いお天気のなか、小学生の親子24名に参加いただきました。

NACS-Jと日本生命は、ネイチャーポジティブの実現を目指して、2025年11月28日に連携協定を締結しました。主要な活動のひとつに「ネイチャーポジティブ推進のための教育や研究、普及啓発に関する活動」を掲げています。この方針に基づく取り組みとして、自然とふれあう機会の少ないご家庭を対象に1泊2日の自然体験スクールを開催しました。

開催拠点の「甲賀市みなくち子どもの森」は、豊かな里山の自然環境が広がる自然公園で、環境省の自然共生サイトにも認定されています。当日は、里山の自然観察や川遊び、甲賀市産のヒノキを活用した丸太切り体験などのプログラムを実施しました。

開催概要

  • 日 時

    2025年8月22日(金)~23日(土)
  • 開催場所

    甲賀市みなくち子どもの森(滋賀県甲賀市)
  • 参加者数

    24名(大人9名、小学生15名)
  • 主 催

    公益財団法人日本自然保護協会
  • 協 賛

    日本生命保険相互会社
  • 協 力

    甲賀市みなくち子どもの森、“ニッセイの森”友の会
  • 後 援

    滋賀県教育委員会

1日目

大津駅からバスが出発し、「甲賀市みなくち子どもの森」へ到着。まずは公園内の「里山自然観察会」からスタート!はじめに自然観察指導員の橋詰さんより、里山の自然環境とそこに暮らす生きもののこと、自然観察の注意点などを教えていただき・・・いざ、フィールドへ!

セミの抜け殻、せっけんになる木の実の実験、田んぼの生きものさがしなど、たくさんの自然に触れて大興奮!普段なら通り過ぎてしまうかもしれない自然も、少し立ち止まって観察するとたくさんの発見があることに気づかされます。

田んぼで生きもの探しをする子どもの画像 捕まえた小魚の画像

里山の自然を体験した後は、園内に併設されている自然館の見学タイム。甲賀の自然の特徴を学び、観察会では見られなかった魚類や水生昆虫を観察しました。里山の自然環境が育む生物多様性の豊かさを感じる時間となりました。

水槽を覗き込み子どもの画像 自然館の展示画像

昼食後はみんなお待ちかね、田村川での「川の生きものさがし」です!安全に活動をするため、ライフジャケットを着て準備運動をし、バディを組んで川を渡ります。川に足を入れると・・・「つるつるして滑る!」「水が冷たい!」などいろんな声があがります。しかし、なんだかとっても水深が浅い。はたしてここで、生きものが観察できるのか・・・?

ライフジャケットを着る子どもの画像 母親と手を繋いで川に入る子どもの画像

みなくち子どもの森の安在さんをはじめ、自然観察指導員の皆さんに観察のコツや網の使い方を教えてもらい、いざ、入水。生きものが水の中でどのように過ごしているのか、よく観察しながら網を使います。バディごとに協力しながら、たくさんの生きものを採取しました。

水中眼鏡を着けて川の中を覗く子どもの画像 川での観察会の様子(画像)

採取した生きものをしっかり観察しよう!ということで、ミニ水族館が開館。魚類や貝類、水生昆虫など、多くの生きものを観察することができました。今回、はじめて川の生きものにふれる子が多く、真剣な表情で観察したり、質問したりする姿が印象的でした。観察が終わったら、採取した生きものは丁寧に川に戻しました。

採取した生き物を観察する子どもの画像

川の活動の最後に、「川流れ」を体験しました。川をはじめ、自然の中での活動は「危険」がつきもの。いざという時のために、仰向けになって力を抜き、木の葉のように流れる練習です。はじめは緊張して苦戦していた子も、自然観察指導員の皆さんのアドバイスにより、きれいに流れることができるようになりました。川の自然の面白さや怖さ、安全な楽しみ方を学ぶ時間となりました。みんな、いい表情!

仰向けになる練習をする子どもの画像 笑顔の子どもの画像

夜になり、1日目最後のプログラム「夜の森の自然観察会」へ出発。園内の森の奥へ進み、ライトトラップに集まってきたさまざまな昆虫を観察しました。普段はなかなか機会がない夜の自然観察にみんな大興奮!あれ?昆虫が苦手だったあの子が、触っている!!「触ってみたけれど、やっぱり苦手だな」と改めて感じる子は、みなくち子どもの森の小西さんと一緒に星空観察。無理に好きにならなくていい、挑戦できたことが素晴らしい!

ライトトラップの虫を捕まえる子どもの画像 夜の観察会の画像

2日目

2日目は、甲賀の自然を深堀り!まずは、子どもたちだけで「化石レプリカづくり」です。みなくち子どもの森の小西さんより、化石はどんなところから見つかるのか、化石のでき方などを教えていただき、レプリカづくりに挑戦。みなくち子どもの森の周辺では、ゾウやシカの足跡、ワニの歯などの化石が見つかっています。体験を通して、化石が過去の自然を読み解く手がかりであることを学ぶ時間となりました。

講師の小西さんの画像 化石づくりをする子どもたちの画像

子どもたちが化石レプリカづくりに取り組んでいる間、お母さんたちはスタッフとともに「Nature Tea Party」を開催。スクールを通しての行動や心境の変化、日頃の自然とのふれあいについて語り合いました。子どもたちの成長はもちろん、「川の活動、自分はいいやと思っていたのに、いつの間にかズボンを脱いで生きものさがしに夢中になっている自分がいた」というお母さんの声も。笑いあり、涙ありの素敵な会となりました。

化石を深堀りした後は、甲賀の豊かな里山を彩る “森” に触れる時間です。まずは「丸太切り」に挑戦!みなくち子どもの森の三鼓さんと田中さんに教えていただきながら、甲賀市産のヒノキにのこぎりを入れていきます。実際に木に触れ、切る体験をすることで、自然の恵みを活用する感覚を味わう時間となりました。

森の講義をする子どもの森スタッフの画像

丸太切りに挑戦する子どもの画像

最後に、自然観察指導員の橋詰さんから「森の紙芝居」で里山の活用について教えていただきました。里山の自然環境は、人が程よく手を入れることで豊かに保つことができる。自然の恵みを活用する大切さを学びました。紙芝居のあとは、丸太切り体験で生まれたピースを使って「ヒノキのストラップづくり」も実施。木のぬくもりをたっぷり感じながら世界にひとつだけの作品が完成しました。

紙芝居をする自然観察指導員さんの画像 檜のストラップづくりをする子どもの画像

楽しかったネイチャースクールもいよいよおしまい。最後にこの2日間の写真をみながら振り返り会をし、みなくち子どもの森を後にしました。自然と人のつながりやその大切を、五感を使って思いっきり体験する1泊2日となりました。

参加者の感想

( 一部抜粋、原文ママ )

お子様より

まるたぎりはつかれるけど、おわったあとのたっせいかんがわすれられない。サカナを1ぴきつかまえたらもっとつかまえたくなった。キーホルダーでかわいいものが作れたからよかった。レプリカで作ることがすごかった。

最初は虫や川の生き物にふれることを少しちゅうちょしたけど、 プログラムを通じて、ちゅうちょせずに楽しくふれられるようになりました。 先生達がやさしく自然について教えてくれたし、新しいお友達もできてすごく楽しかったです。 家の近所にある川では顔をつけることができないから、川でかおをつけられて楽しかったです。

保護者様より

草むらや川の中にこれほどまでたくさんの種類の生き物がたくさんいることに子どもも親もびっくりしました。はじめましてのお友達と良い関係を作ったり、話しかけたりする様子を見て子どもの成長を感じました。

親から見て気持ちが悪い虫やよくわからない虫を触ろうとすると、「汚いからやめて」や「刺すかも」や「毒をもっているかも」と言って触るのをやめていました。しかしネイチャースクールでスタッフの方が「これは〇〇の幼虫だから大丈夫」などと説明して子供たちに触らせる姿を見て、もっと子供たちに虫を触らせてもいいんだ!むしろたくさん触らせてあげようと!という思いをもつことができました。

開催にあたり、甲賀市みなくち子どもの森の皆様をはじめ、滋賀県内の自然観察指導員の皆様、日本生命保険相互会社の皆様に大変温かいご支援とご協力をいただきました。ご参加いただいた皆様、そしてご協力をいただいた皆様、本当にありがとうございました!

ご参考

※ 今回ご協力をいただいた皆さまのWEBサイトです。

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