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企業連携事例Corporate Partnership Case Studies

大日本印刷株式会社の皆様と、砂浜講座&ビーチクリーン活動をおこないました

連携企業大日本印刷株式会社(DNP)

連携・協働事例

2023年11月6日

日本自然保護協会(以下、NACS-J)は、活動を会員として支えてくださっている大日本印刷株式会社(以下、DNP)の皆様と一緒に、大阪府阪南市にある尾崎海岸、神奈川県藤沢市にある鵠沼海岸を舞台に、NACS-Jが主催している「全国砂浜ムーブメント」(以下、砂浜ムーブメント)と連動させて、砂浜の自然環境や抱える課題を学びビーチクリーン活動を実施しました。


NACS-Jは、多くの企業や団体の皆様と連携して、自然海岸の減少や海ごみの問題など、海や砂浜が直面している課題の解決を目指して砂浜ムーブメントを主催しています。

DNPの皆様とは、2019年に三浦半島にて砂浜の自然観察やビーチクリーン活動を実施。2回目の連携の今回は、従業員の皆さまとそのご家族と一緒に、大阪府阪南市にある尾崎海岸、神奈川県藤沢市にある鵠沼海岸の2か所で活動を実施しました。

▲砂浜に出る前に砂浜について学びます(尾崎海岸)

▲「砂浜ノート」に掲載している海ごみクイズに挑戦!(鵠沼海岸)

まずは座学とワークショップ。日本の海や砂浜の価値・抱える課題や、生物多様性保全の重要性、暮らしの中で何かできるかについて、「砂浜ノート」「海ごみクエスト」を活用して学びます。ポイントを頭にいれることで「砂浜を見る目」「ごみを見る目」が養われ、より効果的なアクションができます。

▲尾崎海岸

▲鵠沼海岸

いざ、砂浜へ!砂浜の自然観察をしながらビーチクリーンをしていきます。

尾崎海岸のある大阪府の海岸線の大半は、かつては砂浜や干潟でしたが、高度経済成長期以降の沿岸開発により減少。現在も残る阪南市の海岸は大変貴重で、中でも尾崎海岸のある男里川河口付近の海岸は、大阪府の生物多様性ホットスポットに指定されています。小さな砂浜ですが海浜植物が広がり、貝殻が多く漂着していたので、ビーチクリーンの合間に観察しました。

生きものが多くみられる一方、ごみも多いのが目立ちます。ごみが漂着しやすく護岸が多い海岸のため、マイクロプラスチックの漂着のほか、ペットボトルや容器包装プラスチックなど大き目のプラスチックごみの多くが護岸にはさまっていました。

鵠沼海岸は日本のサーフィン発祥の地であり、特に休日は多くの人が訪れる場所です。今ある護岸や道路などの部分は、実はその昔は一帯が砂丘でした。そんな昔の砂浜の姿を想像しながら、まずは自然観察!「ナガラミ」と呼ばれ食用で人気のあるダンベイキサゴやカキ、サクラガイなど多くの貝殻がみられました。

ひと段落したところで、ビーチクリーン。神奈川県の海岸はマイクロプラスチックの漂着が多く、鵠沼海岸も例外ではありません。今回は、紙コップと割りばしを使ったマイクロプラスチック回収を行いました。ここまで小さくなってしまうと回収が困難なことを実感します。

▲尾崎海岸

▲鵠沼海岸

今回は両海岸で同様に目立ったマイクロプラスチックのソーティング作業もおこないました。ここまで小さくなってしまうと自然物との見分けや、原型の特定も困難です。出てしまったごみは形のあるうちに回収することの大切さを実感します。

後日、参加者の皆さまがたくさんの感想を寄せてくださいましたので一部を抜粋してご紹介します。

  • クリーン活動に入る前のワークショップで理解を深めることにより、単純にごみを拾うという以外の視点をもって活動することが出来た。当日の細かいケアもしていただいて、活動しやすかった。
  • 実際に海岸でマイクロプラスチックを踏むゴミの採取でどのようにゴミが海岸に滞留してしまうのか仕組みについて現地現物で学ぶことができて大変、有意義な時間を過ごすことが出来ました。
  • 普段から鵠沼海岸の方に行くが、あんな細々としたプラスチックごみが混ざっているという事実に気付かされた。小学生の娘にとっても環境について考える良い機会となったように思える。

活動くださった皆様、本当にありがとうございました!!

「全国砂浜ムーブメント」特設サイト

公益財団法人日本自然保護協会 自然のちから推進部
担当:櫻井、原田、三好、志村、岩橋
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