千葉県の下洲海岸で砂浜ムーブメント。アオウミガメの漂着個体にも遭遇しました
連携企業株式会社バイオーム、株式会社ピリカ、こくみん共済coop、株式会社サニクリーン、OXOなど
2021年7月7日
日本自然保護協会(以下、NACS-J)は、多くの企業や団体の皆さまと連携して、自然海岸の減少や海ごみの問題など、海や砂浜が直面している課題の解決を目指して「全国砂浜ムーブメント2021」(以下、砂浜ムーブメント)を主催しています。
先日、千葉県の富津岬にある下洲海岸でNACS-Jのスタッフが砂浜ムーブメントのアクションに取り組みました。当日はなんとアオウミガメの漂着個体にも遭遇しました。
砂浜ムーブメントでは、海や砂浜が直面している課題の解決を目指して、3つのアクションを呼びかけ、全国の皆さまに参加、活動いただいています。
砂浜を守る3つのアクション
- 砂浜ノートを子どもたちに届けよう!(目標は5万人)
- 砂浜のいきものをしらべよう!(目標は5000データ)
- 砂浜や街中でごみを拾おう!(目標は200万個)
NACS-Jのスタッフも全国の砂浜を訪れ、3つのアクションに力を注いでいます。
今回訪れた下洲海岸は、千葉県富津市にあります。下洲海岸のある富津岬は、徒歩15分で内海と外海を行き来することができ、内海側は静かな干潟のいきもの観察、外海側は大きな波に運ばれてくるさまざまな漂着物を観察することができます。
▲干潟のゴカイの糞とガザミの仲間
▲外海側の砂浜で観察できたさまざまな漂着物
観察することができるいきものは、いきものコレクションアプリ「BIOME(バイオーム)」を使って調べます。写真を投稿して、砂浜いきものクエストの達成を目指します!今年度の砂浜ムーブメントでは、5000の生きものデータを集めることを目標にしています。
「BIOME」のダウンロードと参加方法は砂浜ムーブメント特設サイト>>砂浜を守る3つのアクション<<をご覧ください。
▲ごみもたくさん・・・。この日は40L回収しました
拾ったごみは、ごみ拾いSNS「Pirika(ピリカ)」に写真を投稿します。砂浜ムーブメントでは、今年度、200万個のごみ拾いを目標に全国に呼びかけています。
「Pirika」のダウンロードと参加方法は砂浜ムーブメント特設サイト>>砂浜を守る3つのアクション<<をご覧ください。

そして、なんとこの日は、アオウミガメの漂着個体にも遭遇しました。残念ながら死亡個体でしたが、ウミガメのストランディング調査(漂着個体調査)をおこなっている認定NPO法人エバーラステイング・ネイチャーさんに連絡をして、後日、個体調査と砂浜への埋設をおこなっていただきました。
砂浜では思いもよらぬ出会いと気付きがたくさんあります。豊かで美しい砂浜を守るため、NACS-Jではこれからも活動に力をいれていきます!ぜひ、ご注目ください。
「全国砂浜ムーブメント」特設サイト
公益財団法人日本自然保護協会 自然のちから推進部
担当:志村、三好、櫻井、岩橋
03-3553-4101
shizen@nacsj.or.jp


